プレスリリース
2001年3月26日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~ 塾業界におけるモバイル・インターネットの活用を提案 ~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(本社:東京都江東区青海レインボータウン、社長:池田隆夫 以下富士通エフ・アイ・ピー)は、このたび、株式会社学育舎(以下 学育舎)、株式会社日能研関東(以下 日能研関東)をモデルユーザとして、塾が行なう保護者・生徒への情報配信を支援するモバイル・ゼミナールを4月より提供いたします。
携帯電話の出荷台数が5,900万台(2001年2月末)を突破し社会インフラ化した今日、さまざまな業界においてこうした携帯端末によるモバイルビジネスの検討が本格化しています。また、次世代携帯電話や携帯用Javaなどの新技術の登場により、携帯電話はパソコンやPDA(注)と同様の「汎用端末」として評価されてきており、その仕組みは多くの可能性を持っています。
これまで、塾業界では、塾から保護者に対する連絡の多くは、教室で生徒に手渡したり、郵送等によって行なっており、塾に大きな負担がかかっております。また、保護者が連絡事項を見過ごすなど、必ずしも情報伝達がタイムリーに、確実に行なわれているとは言えませんでした。
一方、パソコンや携帯電話の普及によって両親・生徒からもE-mailやホームページでの情報提供を求める声が高まっています。
今回提供するモバイル・ゼミナールは、塾からのテスト日程、イベント情報などの各種情報伝達を保護者や生徒の携帯電話あるいはインターネットでのメールで、セキュリティを確保して、確実かつ効率良く行なうことが可能になります。
塾から保護者への連絡は各家庭ごとの掲示板を通して行われます。掲示板へ投稿された連絡事項は同時に保護者のメールアドレスに自動送信されるため、連絡の徹底が可能になります。また、掲示板は保護者が読んだかどうかを確認でき、連絡事項の伝達状況が把握できます。
保護者は、塾からの情報をメールで通知されることにより、タイムリーかつ確実に入手することができるようになります。例えば、出欠状況やテストの結果など、塾での子供の情報が一目で把握できます。 さらに、共働きの家庭が増えるなかで、職場や帰宅中など時と場所を選ばずに子供の様子を把握することもでき、保護者への新しいサービスとして他の塾との差別化を図ることができます。
今後は、モデルユーザへのサービスを通じてさらに機能アップを図り、塾・家庭間の有用なコミュニケーションツールとしていく予定です。また、塾から保護者・生徒への一方的な情報提供だけではなく、保護者・生徒からの欠席通知や説明会、講習会等のイベント申し込み、アンケート回答など、保護者・生徒から塾への情報通知機能を加え、双方向の情報伝達サービスも提供いたします。
モバイル・ゼミナールでは、画一的なASPとは異なり、各々の塾にその塾特有のサービスメニューも用意して提供してまいります。
これからも富士通エフ・アイ・ピーはモバイル・インターネット社会実現にむけて、それぞれの業種、業界にマッチしたソリューション、サービスを提供してまいります。
(注) PDA:Personal Data Assistantsの略。個人の活動を支援するための情報機器。個人のスケジュールや住所録を管理するPIM(パーソナルインフォメーションマネジメント)機能を持つ。
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以上
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