プレスリリース
2000年7月18日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
富士通エフ・アイ・ピー(株)(本社:東京都江東区、社長:池田隆夫)では、米国フェア・アイザック社(CEO:トム グルドノウスキー)と提携し、この10月より金融機関向けに、我が国初のインターネットによる個人融資のためのASPスコアリングサービスを提供開始いたします。
近年、銀行業界ではリテール戦略の強化が叫ばれ、とりわけ個人向けの融資業務については業容の拡大が進んでおります。しかし、その一方で審査業務の効率化や審査精度の向上のためには、迅速かつ客観的な指標に基づくリスク分析、与信判断処理が必須であり、このためにシステム開発、保守に多大な費用負担が必要とされております。
富士通エフ・アイ・ピー(株)では、これまでクレジット業界をはじめとする、金融機関の融資業務のシステム開発経験を数多く有しており、また、EC/EDIサービス、アウトソーシングサービス、SIサービスなどで長年培ってきた豊富なノウハウを基にASPサービス"BeStage"を提供しております。こうした経験やノウハウに、世界60カ国で信用リスク予測モデル、自動化システム、コンサルティングなどで実績を持つフェア・アイザック社のスコアリング技術および戦略商品(リキッドクレジット)の意思決定要素を組み合わせて、融資審査に関するASPスコアリングサービスを提供いたします。
このたびのASPスコアリングサービスは、金融機関からASPセンタへの個人融資申込(カードローン、フリーローン、証書貸付など)の審査要求に対し、汎用スコアモデル(GenericModel)と意思決定支援システムによりスコア点数(リスクが数値化されたもの)表示および自動審査判定をインターネットで行なうものです。
汎用スコアモデルは、フェア・アイザック社が日本でのスコアモデル開発経験に基づいて、日本の金融機関向けに個人融資の審査用に特化して作成したものです。特に中小金融機関や新たな市場、隙間市場に参入しようとしている企業(例えば流通系カード会社)に大きなメリットをもたらすもので、個別に作成するカスタムモデルに比べて、極めて短期間かつ低コストでリスク査定システムを実現することが可能になります。
なお、お客様のニーズに対応して、多大な初期投資を必要とせず、従量制をベースにした利用しやすい価格設定を行なっております。
今後は、幅広いローンメニューに対応できるモデルをはじめとして、CRMなど金融機関のリスク分析システムに幅広いソリューションを提供していく予定です。
ご不明な点は、「当社へのお問い合わせ」よりお問い合わせください。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。