『e-お菓子ねっと』サービスを開始

全日本菓子協会(会長:笹井章 明治製菓（株）会長) 、全国菓子卸商業組合連合会(理事長:乾房次 （株）乾社長)、菓子業界VANシステム運営委員会(委員長:小黒誠五 （株）アイネット会長)は、富士通エフ・アイ・ピー（株） (社長:池田隆夫)のASPサービス「BeStage」を利用したインターネットベースによる新たな菓子業界取引ネットワーク『e-お菓子ねっと』を構築し、10月のサービスインに向け5月22日より加入受付を開始いたします。

菓子業界では、これまで菓子業界VANシステム運営委員会を中心に、業界の卸・メーカ間の増加する取引事務への対応などを進めてきており、1988年には、パソコン端末およびファクシミリをサポートする受発注オンラインネットワーク「菓子業界VAN」の運用を開始いたしました。このシステムは低コストで段階的なシステム導入を可能とするため、中小規模の企業の参加を容易にし、これまでに卸80社、メーカ630社の参加を得ておりました。

しかしながら、昨今の菓子業界は、消費者の好みの多様化や個性化に対応して、多品種・少量の生産を行なう必要があり、かつ、商品の改廃頻度は高く、市場へのスピーディな新商品の投入が求められております。こうした市場の変化を先取りし競争を勝ち抜くために、従来型の受発注業務の効率化のみならず、戦略的にインターネットを活用するeコマースに注目が寄せられております。

この「e-お菓子ねっと」は、メーカが新商品情報を登録し、卸からは商品画像をWebで簡単に参照することで新たな販売のチャンスに活用できるほか、ブラウザにより簡単に取引業務を行なうことができるなど、インターネットを活用した21世紀型菓子業界取引ネットワークとして生まれ変わりました。

「e-お菓子ねっと」のサービスは、EDI、Web-EDI、商品情報データベースの3つのサービスメニューから構成されており、概要は以下の通りです。

1. Web上で素早く参照できる画像付き商品情報データベース
   • 1万種以上(順次拡大)の情報をストック
   • メーカはビジュアルかつ正確な自社新商品情報を登録、いち早く商品PR
   • 卸は自社棚割りシステム/商品データベースと連携、業務を省力化
2. 少量・少頻度の取引をブラウザで簡単に実現するWeb-EDIシステム
   • ファクシミリ利用者を低コストで移行、新規利用者の加入が容易
   • 取引先コード/集配信状況を素早く参照
3. EDIサービスの拡充
   • 8つのデータ種に対応(今回3種拡充、従来5種)
   • 商品コード拡大(今回:ITFコード、JANコード、従来:統一商品コード)
4. パソコン用EDIパッケージの提供
   • 大量、多頻度の取引業務へ対応し、スピーディな作業を実現
   • 受発注から請求支払までの取引業務を網羅、メーカ/卸双方の業務を大幅に効率化

• 受発注から受領・返品、請求支払までの一連の取引業務をデータ交換
• Webベースで受注伝票受信、集配信状況や取引先コードを照会
• 画像付きの商品情報をメーカ側から登録しデータベース化

• 2000年10月2日 （加入受付は5月より）

1. 端末機 以下のパソコン

2. 伝送プロトコル

3. 取扱商品コード

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