プレスリリース
2020年6月8日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社


「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」の機能を拡充

~Webブラウザを用いないアプリケーションまで利用範囲を拡大、 SaaS事業者のビジネス領域の拡大を支援~


    富士通エフ・アイ・ピー株式会社注1(以下 富士通エフ・アイ・ピー)は、SaaS事業者によるLGWAN注2(上へのサービス展開を可能にする「FUJITSU マネージド・インフラ・サービス LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」(以下 LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス)の機能を拡充し、2020年6月から提供開始します。

    これまで「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」は、Webブラウザを用いたSaaSのみが利用可能でした。今回の機能拡充により、httpを用いてサーバ・クライアント間の通信を行うクライアントアプリや、OTR、プリンタなどと通信するアプリケーションまで利用範囲を拡大します。これにより、従来、本サービスを利用できなかったこれらのアプリケ―ションを提供するSaaS事業者も、既存の環境を活用してLGWAN上でのサービス展開ができるため、追加の負担を軽減した上で、ビジネス領域の拡大が可能になります。また、自治体のお客様にとっては、より幅広く、より便利なサービスの利用が期待できます。

    当社は、今後も自治体の皆様がより多くのソリューションを選択できるよう、LGWAN上のサービスにおける多様なニーズにお応えし、業務の効率化や利便性の向上に貢献していきます。

    2019年6月に閣議決定された「世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」では、令和5年度末までに自治体におけるクラウド導入団体数を約1,600団体とすることを目標としており、自治体におけるクラウド活用の一層の進展が見込まれています。一方で、2018年9月に総務省が発表した「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」では、自治体に対し、情報連携に活用されるLGWAN環境のセキュリティ確保に資するためのセキュリティ強靭化ポリシーとして、LGWAN接続系とインターネット接続系の通信環境の分離を求めています。そのため、自治体では、インターネットに代わりLGWAN上で幅広いクラウドサービスが利用可能になることへの期待を高めています。

    これに対し富士通エフ・アイ・ピーは、2019年1月から、SaaS事業者向けに、既存のサービス環境を利用してLGWAN上へのサービス展開を可能にする「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」を提供してきました。それまで、SaaS事業者がLGWAN上でサービス展開をするためには、LGWANの規定に準拠したIaaS環境でアプリケーションを構築する必要がありました。「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」によりSaaS事業者は、LGWAN上へのサービス展開にあたり、既存のサービス環境を有効に活用できるため、投資コストの抑制に加え、導入・運用・保守の負担を軽減することが可能になります。

    今回、SaaS事業者の自治体向けビジネス展開に対する多様なニーズにお応えするため、「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」の機能を拡充し、2020年6月から提供開始します。これまで「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」は、Webブラウザを用いたSaaSのみが利用可能でした。今回の機能拡充により、httpを用いてサーバ・クライアント間の通信を行うクライアントアプリや、OTR、プリンタなどと通信するアプリケーションまで利用範囲を拡大します。機能拡充した本サービスの利用により、OTRと連動した勤怠管理サービスや、プリンタのファームウェア配信などを提供しているSaaS事業者も、既存の環境を利用し、追加投資や導入・運用・保守などの負担を軽減した上で、自治体のお客様に対してLGWAN上でのサービス提供が可能となります。また、自治体のお客様にとっては、セキュリティ強靭化ポリシーに準拠しつつ、より幅広く、より便利なサービスの活用が期待できます。

機能拡充した「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」のサービスイメージの画像

機能拡充した「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」のサービスイメージ


機能拡充した「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」の販売価格、および提供開始時期

サービス名称

 販売価格(税抜)提供開始時期
LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス 180,000円から
(最小構成、月額)
2020年6月

    ・機能拡充による価格の変更はありません。
    ・別途、初期導入費用(個別見積もり)が必要です。

販売目標

    今後5年間で5億(Webブラウザを利用するサービスも含む)

関連Webサイト

    FUJITSU マネージド・インフラ・サービス LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス  

注釈

  • 注1
    富士通エフ・アイ・ピー株式会社:
    本社:東京都港区、代表取締役社長:貴田 武実
    ホームページURL:https://www.fujitsu.com/jp/fip/  
  • 注2
    LGWAN(Local Government Wide Area Network):
    地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営する、地方公共団体向け閉域ネットワークのことで、地方公共団体の組織内ネットワークを相互に接続し、地方公共団体間のコミュニケーションの円滑化、情報の共有による情報の高度利用を図ることを目的とした、高度なセキュリティを維持した行政専用のネットワーク。このネットワークを介して、地方公共団体は各種の行政サービスを共同で利用することができる。

本件に関するお客さまのお問い合わせ先

    富士通エフ・アイ・ピー株式会社    パブリックサービス推進部
    E-mail:fip-info@cs.jp.fujitsu.com



プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

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