プレスリリース
2020年5月7日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社


オリエンタルコンサルタンツ様がLGWAN上で
「インフラマネジメント支援システム(橋梁版)」のサービスを開始

~富士通エフ・アイ・ピーのゲートウェイサービスを活用、追加投資や運用負担を抑制しサービスを展開~


    富士通エフ・アイ・ピー株式会社注1(以下 富士通エフ・アイ・ピー)は、株式会社オリエンタルコンサルタンツ注2(以下 オリエンタルコンサルタンツ)様に対し、既存のSaaS型サービスをLGWAN注3上で利用可能にするサービス「FUJITSU マネージド・インフラ・サービス LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」(以下 LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス)を提供します。「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」の活用によりオリエンタルコンサルタンツ様は、自治体の橋梁維持管理の最適化を支援する「インフラマネジメント支援システム(橋梁版)」についてLGWAN上でのサービスを2020年4月から開始しました。

    「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」により、オリエンタルコンサルタンツ様は、追加投資や導入・運用・保守の負担を軽減し、セキュリティが確保されたLGWAN上でサービス展開が可能になります。

    オリエンタルコンサルタンツ様は、道路・河川港湾・都市・交通・防災などの社会インフラの整備を支える建設コンサルタント会社です。国土交通省や地方自治体などの行政機関のほか、道路会社に向けても多様なサービスを展開しています。道路整備においては、地方自治体が管理する橋梁の情報をデータベース化し、長寿命化修繕計画の改定作業や改定後の運用を支援する「インフラマネジメント支援システム(橋梁版)」を2019年から提供しています。

    従来、「インフラマネジメント支援システム(橋梁版)」は、庁内にサーバを設置してサービスを利用するオンプレミス型と、インターネットを介してサービスを利用するSaaS型が提供されていました。しかし、オンプレミス型においては、初期投資やサーバ運用などの負担軽減が課題となっていました。また、SaaS型においては、自治体がセキュリティ確保のために業務系とインターネット系のネットワークを分離しているため、インターネット上のサービスを円滑に業務で活用できるかが課題となっていました。

    オリエンタルコンサルタンツ様は、これらの課題を解決するために、LGWAN上でのサービス展開が必要であると考え、富士通エフ・アイ・ピーの「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」を活用し、2020年4月から「インフラマネジメント支援システム(橋梁版)」のサービスをLGWAN上で開始することを決定しました。

    「インフラマネジメント支援システム(橋梁版)」がLGWAN上で提供されることにより、自治体はLGWANに接続できる端末から同サービスを利用することが可能となります。従来のオンプレミス型と比較すると、初期投資の負担を軽減し、サーバ運用の必要がなくなります。また、SaaS型と比較すると、行政専用のネットワークによりセキュリティを確保しながら、業務系ネットワークの端末を使ってサービスを利用できるため、業務の迅速化や効率化を見込めます。


「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」を活用したLGWAN上でのサービス提供イメージの画像

「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」を活用したLGWAN上でのサービス提供イメージ


    今回オリエンタルコンサルタンツ様に採用された「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」は、富士通エフ・アイ・ピーが2019年1月から提供を開始した、SaaS事業者向けのサービスです。サービスの開発にあたっては、これまで富士通エフ・アイ・ピーが LGWAN上でのインフラ基盤やアプリケーションの提供などで培ってきたノウハウを活用しました。「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」は既存のSaaS型サービスを活用して、全国の自治体が接続するLGWAN上で利用可能にするため、新たにLGWAN上にサービス環境を構築する必要がありません。そのため、既存環境とLGWAN環境という複数の環境を運用する必要もなくなります。このサービスによりSaaS事業者は、追加投資や導入・運用・保守の負担を軽減した上で、LGWAN上でサービス展開をすることが可能になります。

    今後も、富士通エフ・アイ・ピーは「LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス」や、各種ソリューションの提供を通じて、自治体の業務効率化や住民サービスの向上を支援してまいります。

関連Webサイト

    FUJITSU マネージド・インフラ・サービス LGWAN-ASP/アプリケーションゲートウェイサービス  

商標について

    記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1
    富士通エフ・アイ・ピー株式会社:
    本社:東京都港区、代表取締役社長:貴田 武実
    ホームページURL:https://www.fujitsu.com/jp/fip/  
  • 注2
    株式会社オリエンタルコンサルタンツ:
    本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:野崎 秀則
    ホームページURL:https://www.oriconsul.com/  
  • 注3
    LGWAN(Local Government Wide Area Network):
    地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運営する、地方公共団体向け閉域ネットワークのことで、地方公共団体の組織内ネットワークを相互に接続し、地方公共団体間のコミュニケーションの円滑化、情報の共有による情報の高度利用を図ることを目的とした、高度なセキュリティを維持した行政専用のネットワーク。このネットワークを介して、地方公共団体は各種の行政サービスを共同で利用することができる。

本件に関するお客さまのお問い合わせ先

    富士通エフ・アイ・ピー株式会社    パブリックサービス推進部
    E-mail:fip-info@cs.jp.fujitsu.com



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