LIVING STYLE 2025

住まいの未来

変化するライフスタイルに合わせた集合住宅を

日本人の平均年齢は50歳になり、総人口に占める高齢者の割合は約3割になります。女性の社会進出は今後も進み、職住近接のテレワークが浸透し、AIやロボットなどのテクノロジーは日常生活に溶け込んでいきます。2025年、日本におけるこのような社会の変化は、私たちのライフスタイルの変化を加速させることになると予想されています。(※博報堂生活総合研究所 調べ)

このような時代における集合住宅のあるべき姿を描くために阪急阪神不動産様は、「未来の人々の暮らし、環境の変化に対し、私たちはどのような住まいを提供すべきか」を主題としたプロジェクト「LIVING STYLE 2025 住まいの未来」を立ち上げました。2017年5月からの10ヵ月間、世界的なクリエイティブ機関「アルスエレクトロニカ(Ars Electronica)」とのワークショップを皮切りに、博報堂様のファシリテーションのもとコンセプト開発を行いました。私たちは、2018年7月7日(土)・8日(日)に開催された「阪急阪神LIVINGフェス2018」でのプロトタイピング開発、クリエイティブディレクションを担当しました。

2025年にありうる「時間をうむ/つくる集合住宅」とは︖

コンセプト開発では、オーストリア・リンツにあるアルスエレクトロニカを訪問し、阪急阪神不動産様、博報堂様、アルスエレクトロニカのメンバー様、富士通の四者で、未来を思索し、クリエイティブな問いを生みだす「アート思考」を用いたワークショップを実施しました。

生まれたコンセプトは「一棟まるごとHOMEな集合住宅 not HOUSE, but HOME」。単に住む場所としての家(HOUSE)から、エントランスに足を踏み入れただけで我が家を感じることができる集合住宅(HOME)へ。集合住宅内のどこにいても、まるで我が家にいるかのような安心した気分につつまれる。テクノロジーの積極利用と、関わり合いの仕組み化で、そんな時間を生み出していく、というものです。

そして他者との関わりづくりという観点から、「SHARING:開かれた集合住宅」、住まいでの心地よさと効率化の追求という観点から、「FEELING:五感にひびく集合住宅」「AGING︓変化し続ける集合住宅」という3つのVISIONを策定しました。

本プロジェクトを報告する場となった「阪急阪神LIVINGフェス2018」では、来場者と未来の集合住宅を議論できる展示にしたいという思いから、来場者と一緒に未来の集合住宅を創造する参加型展示を採用し、未来の集合住宅を想起するイラストと実際に触れるプロトタイプを展示しました。私たちは、展示構成、パンフレット、コンセプト紹介ムービー、シェアリングサービスムービー、デモアプリケーションなどのクリエイティブディレクションを担当しました。

VISIONのひとつである「SHARING:開かれた集合住宅」から生まれたサービスプロトタイプ「Geo Sharing Style」では、「家族、地域住民がお互いを信頼し、資産、知識、空間を共有することで新しい関係性が生まれるだろう」という考えのもと、住民同士でモノ・スキル・空間をシェアするアプリケーションを試作した結果、来場した多くの方々と集合住宅内のシェアリングに関するディスカッションができ、住民が望むシェアの在り方の輪郭を掴むことができました。

私たちは、これからもお客様と共に未来のライフスタイルを支える、新たなコンセプトやサービスを形にしていきます。

サービスインテグレーション・デザイングループ坂口 和敏
 富士 聡子
 志水 新
(左より)志水、富士、坂口

イラスト:イスナデザイン

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