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Japan

「震災復興支援 家族ロボット教室」活動概要(2017年)

福島県三春町福島県環境創造センター(第68回)

回復だけでなく環境創造を目指すまち、三春町(2018年3月24日)

教室の様子2018年3月24日 土曜日 に福島県三春町環境創造センター交流棟(愛称:コミュタン福島)にて家族ロボット教室を開催しました。 環境創造センターは、福島県民の皆さんが将来にわたり安心して生活できる環境の回復・創造に向け、モニタリング、調査研究、情報収集・発信、教育・研修・交流を行うための総合的な拠点として、平成28年に整備されました。今回会場として使用させていただいた交流棟は、放射線や福島の環境の現状に関する展示のほか、360度全球型シアター、200人収容が可能なホールなどを備えられており、特に日本では2箇所にしかない「360度全球型シアター」は大迫力で驚きの体験でした。設備も充実しておりゆったりとした環境でロボットを走らせる事ができました。 環境創造センターの職員の方々と福島高専の先生・学生さんがトレーナーとして参加、午前・午後の教室で計27組のご家族にものづくり体験をしていただきました。 教室終了時のアンケート回答をいくつかご紹介させていただきます。

  • 細かい調整が難しいが、子どもが夢中で取り組んでいたので、楽しかったのだろうと思う。
  • 今まで参加したロボット教室の中で一番プログラムの自由度が高かったです。先生方の指導もていねいで大変助かりました。
  • 子どもが真剣に取り組んでいてプログラムってすごいなと思いました。親も勉強になりました。
  • 半日では時間が足りないです。1日やっても良いと思いました。
  • 先生がとても優しく教えてくださいました。どこを調整すればよいかなど、子どもと一緒に考えてくれ、最後に良いタイムを出す事ができて大満足でした。
  • 子どもの能力(才能)が見られて良かったです。

アンケート回答と子ども達の楽しげな様子を重ね合わせてみると、ものづくりを楽しんでいただけた事がうかがえます。 またアンケートの「またやってみたい?」との設問に対して、全員から「はい」との回答いただき、主催者側のモチベーション向上につながりました。

三春の瀧櫻環境創造センターで様々な展示や説明に触れ、首都圏での生活では知る機会の少ないいくつかの事がありました。

  • 福島県では作物の全数放射線量計測を行っており、作物の安全性を保証しながらの出荷を継続
  • 宇宙から常に放射線は地上に降り注いており、放射線量の見える化により福島県の現状を認識
  • 環境創造に向けた将来の基盤づくり支援活動を実施

自然豊かな三春町には、日本三大桜の一つ「天然記念物 三春瀧櫻」があります。 今回は時期が合わず開花している様子を見る事ができませんでしたが、機会を作って是非満開を見たいと思いました。

福島県郡山市ふれあい科学館家族ロボット教室(第67回)

日本でもオーロラが見られる郡山(2018年2月25日)

会場から見た郡山市内2018年2月25日 日曜日 に、福島県は「郡山市ふれあい科学館スペースパーク」とFCTのW主催で、福島県では5回目の家族ロボット教室を開催しました。スペースパークは県内で最も高く、ランドマークにもなっている郡山駅前の24階建てビル「ビッグアイ」の20~24階にあります。会場の多目的研修室は20階にあり、これまでで最も高い場所での開催になりました。当日は天候にも恵まれ、安達太良山も望むことができました。
開館時間の関係で午後1回でしたが、14組満席で開催することができました。例年以上のインフルエンザの猛威に、当日のやむない欠席も覚悟していましたので、満席開催はとても嬉しいことでした。福島県の浜通り、中通り開催の際には福島高専の先生、学生さんがトレーナ協力くださっています。今回も5名の方が朝早くから駆けつけてくださいました。家族ロボット教室のとても頼もしいパートナーです。

TVカメラに向かって感想を今回の参加者は一番年下の3年生が多く、郡山の皆さんが低学年の頃からこのようなイベント参加に慣れているように感じました。スペースパークで、様々なイベントが定常的に企画されていることの賜物なのかもしれません。教室終盤のトーナメント決勝戦では「なんと、全員コースアウトか?」という珍事が発生しました。皆さん1位を目指してトリッキーに調整してきたようです。1台だけコースにミラクル復帰して優勝!と、大きな歓声に包まれるレースになりました。これまでトーナメント決勝戦は延べ170回以上になりますが、このような結末とどよめきは初めてでした。教室には福島テレビ(FTV)と福島中央テレビ(FCT)2社の取材が入り、子どもたちへのインタビューも行われました。楽しそうにインタビューを受けている様子は、当日の夕方放送されたそうです。

スペースパークには、世界で一番高い所(104.25m)にあることでギネスブックにも載っているプラネタリウムがあります。2~3月のこの時期は、毎週土・日曜日に「Live! オーロラ」と題してアラスカと生中継でオーロラが観測できるそうです。帰りの新幹線の都合で見学できなかったことがとても残念でした。来年はぜひ見学させて頂いて、日本でオーロラ観測したいと思います。

宮城県立女川高等学園家族ロボット教室(第66回)

みんなで楽しくものづくり体験(2018年2月19日)

レースの様子2018年2月19日 月曜日 に宮城県牡鹿郡女川町の県立支援学校女川高等学園で、ロボット教室を開催してきました。女川高等学園は、平成28年4月に開校した全寮制の支援学校です。現在は1、2年生51名の生徒さんが就職に向けて様々な経験を積んでいます。今回はこの経験のひとつとして、ものづくりの楽しさを体験頂くことを目的に、2年生の生徒さんに受講頂きました。通常の「家族」という形ではありませんが、生徒ひとりにトレーナが1名つく形はそのままに「チームメイト」という形で進めました。このトレーナーには、県内からは石巻専修大学(6名)、県外の岩手県からも一関高専(4名)の先生、学生さんがご協力くださいました。
教室の内容は、事前に女川高等学園の先生とご相談しながら新たなカリキュラムを作成しました。スモールステップを繰り返しながら動きを追加していく形と、体育館という広さを活かした全ロボットによるレースが特徴です。生徒さんたちはひとつずつ丁寧に理解しながら、最後は会場として使用した体育館を目いっぱい走るロボットを作り上げてくれました。悩みながらも変更したプログラムが思ったように動いた時の生徒さんたちの笑顔と、10台以上のロボットが横一列で走行する壮観なレースが印象的な教室になりました。

メモ帳とクッキーうれしいプレゼントも頂きました。授業を通して制作したというメモ帳やお菓子です。どちらもとてもしっかり作られており、そのまま店頭に並べてもなんら不思議ではない品質、美味しさです。メモ帳は表紙が女川高等学園の校章、中の紙にも校舎のイラストが描かれていて、オリジナリティの高いものでした。

真新しい女川駅駅舎生徒さんたちの笑顔で忘れそうになりますが、女川はまだまだ復興途中です。あちこちで道路や建物の工事のためのトラックが行きかい、学園から女川駅までの道路も迂回路を通らなければなりませんでした。とはいえ、女川駅は温泉を併設したとても綺麗な駅舎になっていましたし、お世話になったホテルはカラフルなトレーラーハウスが名物です。朝焼けに染まる女川港の美しさはすばらしいものでした。多くの方に訪れてほしいと感じた女川初開催でした。

福島県南相馬市石神生涯学習センター家族ロボット教室(第65回)

千年の時を超えて馬が駆ける南相馬教室(2018年2月3日)

教室の様子2018年2月3日 土曜日 に、福島県南相馬市の石神生涯学習センターで震災復興支援として65回目の家族ロボット教室を開催しました。
今回のロボット教室には、トレーナー応援で南相馬市内にある小高産業技術高校(7名)、テクノアカデミー浜(7名)、NPO法人 オペレーション・ブレッシング・ジャパン(1名)の方々が参加してくださり、当社からの5名と計20名で教室開催しました。教室運営では石神生涯学習センター(2名)の方々にご協力いただき、寒い中をロボット教室にお越しいただいた参加者の皆さんをお迎えしました。インフルエンザがピークだったため直前のキャンセルもありましたが、午前・午後併せて16組のご家族が参加くださった他、南相馬市教育委員会から見学にみえた方が飛び入り参加されたりと和気藹々とした教室になりました。
トレーナーの小高産業技術高校、テクノアカデミー浜の先生や学生さん達は、お子さんたちと一緒にロボットのパーツを探したり、組み立て方をアドバイスしたり、プログラミングでライントレースのタイムが短縮できたときは、ハイタッチして喜びあうなどチームワークのよいところもみせて盛り上げてくれました。組み立てたロボットを課題にそって走らせるため、時間ギリギリまで何度も設定を変えては走らせることを繰り返し、レースで完走させられた時の満足そうな笑顔が心に残っています。

メガソーラー基地教室前日には南相馬市観光協会ボランティアガイドの方に被災と復興の様子がわかる地域を案内していただきました。
南相馬市の南側には大震災時に事故を起こした福島第一原発があり、これまで震災復興支援で訪れた岩手県や宮城県とはかなり様子が違っていました。高さ9mを超える津波が押し寄せて多くの家屋が流された地域には、今も瓦礫や除染した土など廃棄物の多くが処理されずに残っており、津波で壊された古い防潮堤は修復もされずにそのままでした。
そのような中、海岸線には高さ10mほどの新しい防潮堤を建設おり、その近くの広い土地に何百メートルと続くメガソーラー基地が建設されていたのが目につきました。脱原発に真剣に取り組む町の姿がそこにあると感じました。
案内くださったボランティアの方が、防潮堤のために山を削り、稲の代わりに太陽光パネルが並ぶ光景について「一日も早い復興を目指しているとはいえ、震災前の元の景色には戻らない寂しさがある」とおっしゃったのが強く印象に残っています。

明るい話題もありました。千年以上の歴史がある相馬野馬追祭が、地元の方々の努力で震災直後の7月も中止せず、絶えることなく続けられたということです。何百騎という甲冑をつけた武者が馬に跨り勇壮に駆けまわるお祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されているらしく、その祭りの様子を語る地元の人たちの口調はみなとても熱かったです。毎年7月の最終土曜日から三日間行われるそうなので、一度生で見てみたいと思います。
相馬野馬追祭公式ホームページ

岩手県北上市技術交流センター家族ロボット教室(第64回)

一面銀世界!雪に圧倒された岩手県北上市(2018年1月27日)

教室の様子2018年1月27日 土曜日 に岩手県で58回目(震災復興支援としては64回目)の家族ロボット教室を北上市技術交流センターで開催しました。
今回のロボット教室も地域の多くの方のご協力を得て開催する事ができました。岩手県立大学(5名)、工業技術センター(1名)、一関高専(1名)、岩手県庁(2名)、北上市(1名)の皆さまと当社からの6名で、参加者の方をお迎えしました。今回は、28組の募集に対し62組の応募があり抽選させていただきました。
私が午前に担当した男の子は、席についた瞬間からタブレットに興味を示し早くプログラムをやりたそうにしていました。ロボット組立後、プログラムの時間になると一発で成功させたいという思いがあったのか、なかなか走らせようとしませんでしたが一度走らせて動きを見るように促すとすぐにライントレース出来るようになり、その後何度も試走させていました。
午後に担当した男の子は、似たような形のパーツが多いと感じたのかロボットの組み立てに少し苦戦した様子でした。しかしプログラムではすぐにライントレースできるようになりました。最初は確実性を重視していたようですが、レース直前にスピード重視に切り替えたようで、調整が間に合わずコースアウトしてしまいました。残念。同じようにレースに向けてスピードを上げ、結果的にコースアウトしてしまう、という子が多かったように思います。決勝レースで惜しくも負けてしまった子も「悔しかった」と言っていたので、みんな「勝ちたい!」という思いが人一倍強いのですね。

みちのく民俗村 教室前日に北上市立公園 展勝地へ行き「みちのく民俗村」を散策しました。中を歩いて回ったのですが、前日までの度重なる降雪により視界の9割が雪といった状態で非常に寒く、近くの池を見ると分厚い氷が張っていました。民俗村は様々な時代の住居を模した建物があり建物の内部を見ることができます。時代ごとに住居の形が変わっていたり、工夫されている点があり、時の移り変わりとともに人々の暮らしがどう変わっていくのかを見る事ができました。
その後、ロボット教室の準備を行いホテル近くのお店で夕食をとりました。おすすめの「せりのしゃぶしゃぶ」をいただいたのですが、最大の特徴はせりが根付きのところです。通常せりは葉や茎の部分を食べることが多いですが、しゃぶしゃぶでは根も食べるそうです。せり根は初めてでしたがシャキシャキとした触感で非常に美味でした。
また、「ひっつみ汁」という、汁物もいただきました。小麦粉を練って固めたものを鍋に入れることを「ひっつむ」ということから「ひっつみ汁」という名前が付けられたのだとか。汁は薄味ですが野菜がたくさん入っていてこちらもおいしくいただきました。

教室終了時のアンケートでは、沿岸で被災され内陸に引っ越しされたご家族から「7年経過しても支援を続けて下さって感謝してます。」というお言葉をいただきました。「支援はブームじゃない」という言葉がありますが、家族ロボット教室の継続が被災者の皆様の支えになれば幸いです。
私は今回初めてトレーナーとして家族ロボット教室に参加し慣れないことも多くありましたが、協力してくださった皆様と一緒に無事終えられたことをうれしく思います。ありがとうございました。お疲れさまでした。

宮城県仙台市カタールサイエンスキャンパス家族ロボット教室(第63回)

ものづくりの素晴らしさを伝えるQSC(2017年12月16日)

教室の様子2017年12月16日 土曜日 に、宮城県仙台市にある東北大学・カタールサイエンスキャンパス(以下、QSCと記載します)で63回目の家族ロボット教室を開催しました。QSCでの開催は3回目となります。
今回会場として利用させていただいたQSCは宮城県の小中高校生を対象に、東北大学大学院工学研究科・工学科がものづくりや科学実験に関するイベントを行うプロジェクトの場になっています。このプロジェクトは、カタール国の「カタールフレンド基金」の被災地復興支援プロジェクトとして採択されQSCが運営しています。イベントは様々な企業・団体が協力しており、当社もQSC依頼のもと協力させて頂いています。今回の家族ロボット教室は、28組の募集に対し98組の応募とその後のキャンセル待ちが28組あったそうです。教室当日は、石巻専修大学(7名)、一関高専(1名)、富士通東北(2名)、QSC事務局(4名)の方々にご協力頂き当社からの9名を含め23名のスタッフで実施し、午前14組、午後14組、計28組のご家族が参加されました。
教室では子どもたちが問題点に気づきプログラムを修正して動作確認して成功したときの嬉しそうな顔を見ることができ、自分で組み立てたロボットが自分の思った通りに動いたときの喜びも味わって頂けたと思います。参加されたほとんどの方から楽しかったと言って頂き、大学時代にお会いしたレゴマインドストームの開発者が言っていた「体験から学びに繋がる」という言葉を思い出しました。私は初めて参加しましたがトレーナとしていい経験ができました。

名取市東日本大震災慰霊碑教室前日、東日本大震災で被災した名取市閖上(ゆりあげ)地区を見学しました。初めに見学したメイプル館はカナダ連邦政府などの支援によって建設された施設で、名取市の美味しいものが食べられる店舗や特産品・復興グッズを販売していました。また震災前後の写真展示・当時の津波映像の放映コーナーがあり、当時の津波映像を見て言葉が出ませんでした。上空から撮影され、白波を立てた津波が車や家を巻き込み黒い波となって町を襲う映像を観て、静岡県出身で海に親しみのある私ですがその海が町を襲う姿を想像すると恐怖しかありませんでした。今は津波の恐ろしさや震災への対策が分かりますが、当時閖上地区に住んでいた方は今ほど津波に警戒しておらず対策ができていなかったと伺いました。これからも東日本大震災を忘れずに警戒・対策を怠らず過ごしていきたいと思いました。
メイプル館から少し離れた閖上湊神社近くに名取市東日本大震災慰霊碑が建てられています。慰霊碑には「亡き人を悼み 故郷を想う 故郷を愛する御霊よ 安らかに」とありました。慰霊碑は津波の高さ8.4メートルに合わせて建てられており震災で犠牲になられた方々を悼む心と震災で故郷を失った方々の想いが込められていると思いました。震災から6年9カ月経ちましたが仮住宅に住まわれている方も少なくないと説明頂き、一日も早く閖上に住まれていた方々が戻ってほしいと感じました。

岩手県紫波町オガールプラザ家族ロボット教室(第62回)

年間100万人が訪れる街での初開催、紫波教室(2017年12月9日)

紫波町オガールプラザ2017年12月9日 土曜日 に岩手県で57回目(震災復興支援としては62回目)の家族ロボット教室を紫波町(しわちょう)と矢巾町(やはばちょう)合同で開催しました。
紫波町は、岩手県の中央部に位置する人口約3万3000人の町で、盛岡市のベッドタウンとして人口が増加してきたほか、北上川と東西の山並みに抱かれた土地で農業が盛んです。モチモチ牛・紫波黒豚のブランド肉の産地としても知られています。また紫波町が手がけた「オガールプロジェクト」は補助金に頼らない“稼ぐまちづくり”をコンセプトに立ち上がり全国から行政視察なども含め年間約100万人が訪れる街に成長し、「もしまちづくりの甲子園があるとしたら間違いなく優勝候補の一つとなるであろう」と言われているそうです。
会場としてお借りしたオガールプラザの「オガール」は紫波地方の方言で「成長」を意味する「おがる」にフランス語で駅を意味する「Gare」(ガール)を掛け合わせた造語とのことです。教室を開催した2階の会議室はむき出しになった木材の柱がとても美しい、印象に残る部屋でした。

紫波中央駅前イルミネーション今回も開催地域の多くの方々、紫波町役場職員、矢巾町役場職員、県庁職員、県工業技術センター職員、岩手県立大学の協力を得て、当社メンバを含め教室開催しました。今回の教室は紫波町の他に近隣の矢巾町に共催頂くことで紫波町以外の町からも参加していただけました。役場の方々の広報のおかげで、申し込み初日9時に定員いっぱいになりキャンセル待ちの状態となりました。教室当日は、午前の部は14組、午後の部は13組の家族と大盛況でした。外では雪が降っており、雪とは縁遠い地域から参加した私は舞い上がってしまいました。
午前に担当した小学校3年生の女の子は、プログラミングのコツを得たのか、どんどん成長し取り組んでいたことが印象的でした。
午後に担当したお子さんは4年生と5年生。パラメータの調整では活き活きと取り組めており、「次回はもっと早くしたい」という感想を頂きうれしく思いました。参加された親御さんからは「岩手県全市町村制覇待っています」との温かいお言葉も頂きました。
私自身トレーナー実践ではいろいろ反省することもありましたが、実りある経験になりました。帰路、紫波中央駅前のイルミネーションの見送りが疲れを癒してくれました。

岩手県山田町中央コミュニティセンター家族ロボット教室(第61回)

縁を大切に!復興への力強さを感じた山田町(2017年10月28日)

牡蠣天うどん2017年10月28日 土曜日 に、岩手県で56回目(震災復興支援として61回目)の家族ロボット教室を開催しました。山田町での開催は2回目となります。山田町は岩手県の沿岸部に位置しており、盛岡駅から車で2時間程度です。
私は今回初めて家族ロボット教室に参加したのですが、開催場所である山田町中央コミュニティセンターでは、3年前にも家族ロボット教室を開催しています。
山田町は、牡蠣や帆立の養殖業が盛んらしく、海にはたくさんの生け簀(いけす)が沈められていました。しかし、震災前と比較して生け簀の量はだいぶ減少したそうです。震災当時、津波の影響で生け簀同士が絡まってしまいダメになってしまったのですが、震災前の生け簀の量があまりにも多すぎて牡蠣に十分の栄養が行きわたらない問題もあったそうです。そのため、震災を機に生け簀の量を改め、牡蠣に十分の栄養を行きわたらせた結果、大きい牡蠣の養殖を実現しました。教室前日の昼食で「牡蠣天うどん」をいただきましたが、牡蠣は大ぶりで肉厚でとても美味しかったです。

教室の様子教室開催では、毎回開催地域の多くの方々の協力を頂いております。今回は岩手県工業技術センター(1名)、山田町関係者(2名)、岩手県庁職員(1名)、岩手県立大学(5名)と当社から6名が参加し、午前10組、午後12組の計22組のご家族をお迎えしました。
午前に担当した小学校3年生の男の子は、友達3人組で教室に参加してくれていました。時折前後の友達とお互いの進み具合を気にしながら取り組んでいました。ロボットが期待通りの動作すると笑顔を見せていました。教室の終盤、レース直前のプログラム調整ではどの値が上手くいっていたかを記憶していてロボットを早く走らせるプログラム作りに取り組んでいました。
午後に担当した小学校3年生の男の子は、ロボットを組み立てるのに、こちらが教えることが無い程スムーズに終えました。組み立て図を確認しながら正しくできていたのはよくブロックで遊んでいたからではないかということでした。プログラミングではライントレース走行に時間がかかってしまいましたが、なんとか本番レースでは完走することが出来たので良かったです。
震災から6年経った現在も、町は復興作業で溢れていました。教室に参加していただいたお子さんのご家族と話しをした際に、9月に家が建ったばかりと伺いました。全国各地で色々な災害等により、復興支援が必要な場所は多くあると思います。1人1人が縁あって知ることが出来た場所を、支援していくことが大事だと感じました。これからも本活動を通して復興を支援していきたいと思います。

岩手県宮古市縄文の森ミュージアム 崎山公民館教室(第60回)

貝塚はゴミ捨て場じゃないのよ!宮古市縄文の森ミュージアム教室(2017年9月23日)

竪穴式住居2017年9月23日 土曜日に、岩手県で55回目(震災復興支援として60回目)の家族ロボット教室を、宮古市は縄文の森ミュージアム内にある崎山公民館で開催しました。宮古市での開催は4回目ですが、毎回異なる施設をお借りしていて、宮古市の広さが伺い知れます。
 縄文の森ミュージアムは2016年7月に開館した明るく綺麗な施設です。崎山貝塚から出土した遺物や貝塚をはぎ取った地層の展示やプロジェクションマッピングを用いた映像展示のほか、火おこし・弓矢といった縄文体験ができます。私たちも、教室前日の準備日に見学させて頂きました。

優勝めざすぞ土曜日の教室は午前13組、午後13組のご家族が参加され、ほぼ満席での開催になりました。スタッフも岩手県庁職員3名、宮古市関係者3名、岩手県立大学5名、一関高専1名、岩手県工業技術センター1名、(株)アフレル2名、当社6名の総勢21名でサポートするとても賑やかな教室になりました。
教室では、最後にアンケート記入をお願いしています。 レース直後の盛り上がった時間に書いていただくせいか、子どもたちの元気な文字が躍っていて毎回読むのが楽しみです。今回のアンケートでたくさんのご家族から頂いている感想の一部をご紹介させて頂きます。 ありがたい感想ばかりで恐縮しながらも、トレーナの大きな糧になっています。

  • プログラミングがむずかしかったようでしたが親子で楽しめて良かったです。
  • 自分の子どもがすごくはやく組み立てられる事に驚きました。
  • 前回も参加させていただきましたが、前回は「どうすれば…?」の質問ばかりでしたが、今回は、すべて自分でチャレンジする姿に成長を感じました。
  • つい、私の方がやりたくなってしまいましたが、自分なりの工夫をして、いつもはすぐに教えてもらおうとするのが今日は自分の判断でやっていて、目が生き生きしていました。
  • 担当した先生は、とてもうまくヒントだけを出してくれて、ちゃんと子どもに考えさせてくれたので、力を発揮できたと思う。
  • 何でも出来上がったものを与えられている子どもたちにこのような体験はとても貴重だと思いました。

盛岡、宮古を繋ぐJR山田線は2015年末の土砂崩れによる列車脱線事故で一部運休が続いていましたが、2017年11月5日に2年振りに再開するそうです。今回は盛岡からバスで約2時間かけて伺いましたが、次回の宮古開催では鉄道で伺うことができそうです。「本州最東端のまち」を謳う宮古市にまた伺うことを楽しみにしています。

福島県三春町コミュタン福島家族ロボット教室(第59回)

放射線の勉強と共に!福島県三春町教室(2017年7月29日)

トレーナーと一緒に2017年7月29日 土曜日 に福島県で3回目となる家族ロボット教室が福島県環境創造センターと当社のダブル主催で開催されました。今回も多くのご家族が参加され、午前・午後ともに各14組と満席でした。一方、スタッフは福島高専の5名と当社メンバの計13名で教室開催しました。
午前の部は、小学1年生のお子さんも参加されていましたが、一緒に来た4年生のお姉さんと一生懸命がんばり最後は立派に完走させることができた様です。また、スタート時は緊張気味でおとなしかった4年生のお子さんは、ロボットの動かし方が分かるようになると自らロボットの調整に積極的に取り組み、本番レースでベストタイムを出していました。
午後の部では、少しロボットの組み立てに時間のかかるお子さんや、プログラムの理解に苦戦するお子さんもいましたが、ご家族と二人三脚でがんばり、本番レースでは一番難しいAコースにチャレンジしてもらうことができました。
レース後の感想では「またやってみたい」を沢山聞くことができ、参加されたご家族に加えトレーナー陣にとっても充実した楽しい時間となりました。教室参加者アンケートには、お子さんからの感想だけでなくご家族からの感謝の言葉をたくさん頂きました。

コミュタン福島福島県環境創造センター交流棟(コミュタン福島)は、東日本大震災で問題となった放射線や環境問題を身近な視点から理解し、環境の回復と創造への意識を深めることができる施設となっています。放射線の性質をゲーム感覚で学習できる展示や国内に2機しかない360度全球型シアターの迫力ある映像と独特の没入感を体験する事ができます。放射線が身近な物質からも発せられている展示では、減塩食塩は普通の食塩に比べ放射線量が多い事に驚かせられました。
地元に向けた施設として建設されたとの事ですが、他の地域の方々も充分楽しみながら放射線について学習できる貴重な施設です。皆さんも福島県を訪問された時にはぜひ立ち寄られる事をお勧めします。

岩手県洋野町民文化会館家族ロボット教室(第58回)

ウニの町、初開催洋野町教室(2017年7月22日)

ウニをモチーフにしたコミュニティーホール2017年7月22日 土曜日 に岩手県で54回目(震災復興支援として58回目)の家族ロボット教室を洋野町と隣接する軽米町との共催で開催して参りました。今回の会場は種市駅からは山側にある洋野町民文化会館です。ウニが特産の洋野町ならではの、ウニをモチーフにしたコミュニティーホールは築20年とは思えない綺麗で立派な会場でした。
教室当日は、前日の暑い晴天から一転、朝から雷鳴が轟くあいにくの天気でしたが、参加者の足に影響することもなく、予定通り午前12組、午後11組のご家族に参加頂きました。 教室開始直後は消極的に感じたお子さんたちの反応でしたが、ロボットが走るようになると”少しでも早く走らせよう”と各自目の色を変え、ものすごい集中力で調整と試走を繰り返していました。 小学低学年のお子さんも参加されている中、練習レースで全員が完走したことは特筆すべきことです。参加されたお子さんのガンバリと岩手県で長らく協力くださっているトレーナの皆さんのアドバイス力を実感しました。 ロボットの組立から走行まで、夢中で進めるお子さんの様子に成長ぶりを実感されたご家族もいらっしゃったようです。

ウニ栽培の様子教室開催前日は、種市海浜公園やウニ栽培漁業センターを見学させていただきました。案内してくださった洋野町水産商工課の方のお話しでは東日本大震災時、津波が防潮堤上部から50cmくらいの高さまで迫ったものの、乗り越えるまでには至らず町中の被害は防げたとのことでした。しかし防潮堤より海側にあったウニ栽培などの施設は被害を受け、復旧までに1年以上の歳月を必要としたそうです。 ウニ栽培漁業センターではウニを卵から孵化させ、イガを除いた本体部が1~1.5cmくらいになるまで「生けす」の中で育てて海に戻し、2~3年後本体部が6cmくらいに成長した商品価値が高い時期に収穫するそうです。栽培センターの生けすでは、ウニが触手を使い、思いのほか早い速度で移動する様子を見ることができました。
毎回の事ですが、岩手県の多くの方々に支えられて教室開催が成り立っています。トレーナーとして参加いただいた岩手県立大学、一関高専、岩手県工業技術センターの方々、参加者募集、会場運営や現地での交通手段の手配、見学の案内及び丁寧な説明までしていただいた、岩手県、洋野町、および、軽米町の職員の方々に感謝いたします。

岩手県葛巻町総合センター家族ロボット教室(第57回)

激走 ミルンちゃん!ミルク飲み放題の葛巻教室(2017年6月17日)

激走 ミルンちゃん2017年6月17日 土曜日に岩手で53回目(震災復興支援としては57回目)の家族ロボット教室を葛巻町で初開催させて頂きました。
葛巻町のキャッチフレーズは「北緯40度ミルクとワインとクリーンエネルギーのまち」です。
乳製品のくずまき高原牧場、やまぶどうのワイナリーくずまきワインといった地場産業の他に、バイオマスや風力発電などのクリーンエネルギーによる電力自給率185%を達成するなどの取組みが全国的に知られています。前日の宿泊でお世話になった「公共の宿 グリーンテージ」では、地元岩手の食材を使った夕食が素晴らしく、翌日の教室に向けてたっぷり英気を養うことができました。

牛乳飲み放題今回の教室は、近隣の一戸町様、九戸村様にも共催頂き、午前午後あわせて16組のご家族に参加頂きました。会場は葛巻町役場に併設された葛巻町総合センター2階にある一番大きな会議室をお借りしました。
受付では葛巻町の可愛いキャラクターミルンちゃんのぬいぐるみと、飲み放題の牛乳が参加者の皆さんをお出迎えした他、午前の部の際にインタビューと映像撮影に来て下さった葛巻町テレビの方が「これは楽しそうだ」と午後の部にお子さんを誘って参加くださったり、葛巻役場職員の方も負けじとチームを組んで教室に参加くださったり、いろいろなサプライズがありました。教室に参加くださったお子さんたちからは「今後、プログラミングの腕を磨きたい」「来年はもっと早く走らせたい」といった頼もしい声を頂きました。今回も、多くの方々のご協力により、楽しく賑やかな教室を開催できましたこと、お礼申し上げます。

岩手県平泉町長島公民館家族ロボット教室(第56回)

世界遺産の町、初開催平泉教室(2017年2月25日)

平泉中尊寺金色堂2017年2月25日 土曜日、震災復興支援 家族ロボット教室を岩手県平泉町で開催しました。平泉町でのロボット教室は今回が初めてです。
平泉は、平成23年(2011年)に「平泉の文化遺産」が世界文化遺産として登録された地です。平泉駅を降りて北の方角に20分ほど歩くと中尊寺があります。「五月雨の降りのこしてや光堂」で有名な金色堂では、500年の歳月を超える歴史を感じることができます。雪の残る平泉は、空気が澄んでいて世界遺産の町らしく凛とした雰囲気がありました。
教室会場は平泉町公民館(長島公民館)で、建物はまだ新しく全体に目の行き届く広さで、ロボット教室にはぴったりの会場でした。準備の時間はこれまでの教室と比較して短時間でしたが、平泉教育委員会の方にもサポート頂き滞りなく準備できました。 準備終了後、宿で岩手県立大学・一関高専の学生さんと当社メンバー6名が合流し、翌日に備えて勉強会を行いました。現地の学生さんの協力は本当に心強い限りです。 皆さん志が高く何事にも挑戦したいという心意気で参加したと話してくれました。

岩手県平泉町教室の様子午前の部は13組の家族が参加されました。平泉町内の子ども達が多く、友達同士で楽しそうに競い合ってロボットを動かしていたのが印象的でした。
午後の部は7組の家族が参加され、平泉町内だけでなく、前沢牛で有名なお隣の奥州市からも参加されました。「ロボット教室の開催案内を知ったのが開催日の1週間前でもう定員になっていたらどうしようという不安の中で申込みの相談をしました」と、担当したお母さんが話してくれました。改めて我々のロボット教室を待っていてくれている子ども達、親御さんがいることを知り、我々の活動の意味を感じました。お子さんはもともとプログラミングに興味があり、「このロボットとプログラミングツールは買えるの?自宅でもやりたい」と、お母さんに話していました。未来のエンジニア、期待しています。

Nさんご一家と関係者(一関高専G先生、当社スタッフ)今回の教室には特別ゲストが来てくださいました。家族ロボット教室が縁で、三兄弟全員が一関高専に進学されたNさんご一家のお母様、ご長男、ご次男です。
2012年の釜石開催にお父様と当時小学校5年生のご三男が参加。中学生のお兄さん二人も是非参加させられないかとご相談頂き、2か月後の一関高専を会場にした教室に足を運んで頂きました。教室当日は一関高専の先生が構内を案内くださいました。あれから5年、ご長男、ご次男ともに一関高専へ進学。この春ご三男も一関高専に進学が決まったと連絡くださいました。
将来の選択肢を広げてもらえればと活動を続けている私たちにとって、家族ロボット教室をきっかけにエンジニアの道を選んでくれたこと、そしてそれを連絡くださったことは、とても嬉しい出来事でした。

岩手県奥州市水沢地区センター家族ロボット教室(第55回)

寒冷前線吹き飛ばす!奥州教室(2017年1月28日)

氷結した毛越寺の大泉ヶ池今回2017年1月28日 土曜日 に実施した家族ロボット教室は奥州市での開催でした。開催前日から岩手県に入り、教室開催場所から近い平泉を見学しました。天候は午後から雪が降るという予報ではありましたが幸いにも見学中は雨も降らず最高気温は7度と現地の方にとっては暖かい気候でした。
個人的に印象深かった毛越寺について簡単にご紹介します。中は非常に広い庭園を有したお寺ですが、実は昔からの建物がほとんど残っていないお寺です。大半が不運にも火災や、戦国時代の戦火に巻き込まれて消失したものだそうです。 しかし、そこはかつて栄華を誇っていた藤原氏によって築かれたお寺や門、講堂がたっており、そこで曲水と呼ばれる宴が行われていたのだとか。現在はその礎石だけが残った様子を見ると寂しさやそのはかなさのようなものを感じ、芭蕉の句「夏草や兵(つわもの)どもが夢のあと」を感じる一面でありました。今回は冬場であり夏草はありませんでしたが、庭園中央の氷った大泉ヶ池はまた違った風情を味あわせてくれました。藤原三代に興味がある方は是非、毛越寺に立ち寄られる事をお勧めします。

奥州教室の様子教室開催場所の水沢地区センターは駅から徒歩20分程の場所にあります。寒冷前線が通過するとのことで教室当日は積雪が懸念されましたが、参加者の思いが通じたのか当日は天気の良い日を迎える事ができました。
スタッフは、岩手県立大学様5名、岩手県工業技術センター様1名、岩手県庁様1名、そして当社から6名の13名体制で実施しました。教室にご参加いただくのは通常の午前・午後ともに14組ですが、今回は午前15組,午後16組ご参加いただきました。これは募集開始からわずか2日で満席となり午前・午後2組ずつキャンセル待ち状態になったためです。受講希望の子ども達に残念な思いをさせてはと、全員受講できるようにチャレンジ精神で予定数を超えてご参加いただきました。
いつもよりも多い参加者への対応からトレーナ2人で3組のご家族へ対応したり、普段はあまり発生しなかったロボットやPCのトラブルが発生するなど、慌ただしい状況になりましたが、レース用プログラムを完成させ完走できた時にご家族とお子さんがハイタッチするシーンなどがあり、ご参加いただいたご家族には、最後まで教室を楽しんでいただけたと感じる奥州教室でした。

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