移動体検知センサー

富士通コンポーネントの移動体検知センサーは、24GHz帯ドップラー効果を利用して、動きのある対象の接近・離反、速度などを検知するセンサーです。

センサーから24GHzの信号を送信し、対象物からの反射信号を受信します。対象物が移動している(速度を持っている)ときのみ、送信信号と受信信号の周波数に差が生じ、IF信号として出力します。IF信号を処理・解析していただくことで、移動体の情報を得ることができます。

製品の特長

  • 広帯域アナログ出力
    1Hz~1MHzの広い範囲のアナログ出力に対応しています。呼吸などの非常に遅い動きから、異常検知などの非常に速い動きまで検知可能です。
  • マルチチャンネル対応
    チャンネル設定スイッチの切換えで、24.11GHz、24.15GHz、24.19GHzの周波数帯を選択できます。センサーを隣接しても、周波数帯を切り替えることで容易に干渉回避ができます。
  • 遮蔽物があっても検知可能
    ガラスや壁などの遮蔽物があっても検知できます。
  • 外部環境の影響を受けにくい
    天候、温度、照度などの外部環境の影響を受けにくい電波方式を採用しています。

製品概要

  • 形格 : FWM7RAZ01
  • 適用技術基準 : ARIB STD-T73
  • ホストインターフェース : IF (IQ)、PIO
  • 周波数範囲 : 24.05GHz~24.25GHz
  • 動作電圧 : 3.4~5.5V DC
  • 送信出力レベル : +9~+13dBm EIRP
  • 消費電流 : 63mA typ. (動作時)

外観 FWM7RAZ01外観

ドップラー効果とは

ドップラー効果の代表的な現象として、救急車が近づいたとき、通り過ぎたときで、サイレンの音の高さが違って聞こえる現象があります。これは、周波数の変化によっておこる現象です。
周波数は、物体が近づいているとき高くなり、物体が遠ざかるとき低くなります。

この周波数の違いを利用したのがドップラー方式移動体検知センサーです。発射した信号が物体に反射して返ってくる信号との周波数の差(位相差)で近づいているか、遠ざかっているかを判定します。

移動方向と波長

周波数からは、さらに、物体の速度を計算できます。周波数は、速度が速くなると高く、遅くなると低くなります。
また、電圧振幅から、物体の近さや大きさを計算することもできます。振幅が大きいと対象物が近い、または大きいと判断できます。

移動体センサーのアプリケーション例

富士通コンポーネントの移動体検知センサーは、1Hzからの低周波数を検知できるため、呼吸や心拍をモニタリングすることができます。
呼吸の際の微細な腹部の動きをキャッチし、データとして取り出せます。

  • アルゴリズムはお客様で作成いただく必要があります

心拍・呼吸モニター

ドアの内側/外側にセンサーを設置します。センサーで移動の方向がわかるため、人の入退室をモニタリングできます。

入退室管理

ドップラー方式のメリットとして、体重や外部の温度・照度にも左右されないため、自動ドア用のセンサーにも適しています。

当社移動体検知センサーはマルチチャンネル対応ですので、複数個を隣接しておくことができます。
天井などに複数のセンサーを設置することで、ベッド上の人の寝返りなどの動きを検知できます。万一ベッドから転落された場合など迅速な対応が行えます。
非接触のセンサーのため、患者様にストレスを与えることなくモニタリングが行えます。

ベッド上の動き

当社移動体検知センサーは、カメラではなく、動きそのものの波長を検知します。従って、バスルームなどプライバシーが気になる場所では、映像に頼らずに異常を検知できるセンサーが有効です。

転倒

当社移動体検知センサーは、温度、照度など外部環境の影響を受けにくいため、倉庫内外の害獣監視などにも適しています。

害獣監視