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高品質なシステム開発のために
ものづくりの原点を重視し、防衛ビジネスに即した独自の取り組みを行っています。
攻めの品質マネジメントシステム(QMS)の実践
当社のお客様である防衛省・自衛隊に納めるシステムは、国防を支えるためのシステムです。つまり、国民の生命と財産、領土・領海・領空を守る安全保障のためのシステムであり、当然、ミッションクリティカルである必要があります。そのためにより高品質なシステムを開発する必要があります。当社では航空・宇宙・防衛産業のための品質マネジメントシステム(QMS)の規格であるJIS Q 9100の認証を取得しており、それに基づく品質マネジメントを実践しています。
定量的品質管理を用いた品質分析から、三現主義に基づく品質改善策を実施し、絶え間なく品質改善を繰り返す。開発工程の中で監査・検査が行われることで、さらなる気づきを得て品質改善を繰り返す。このようなものづくりに必要となる品質活動を実直に続けています。
また、品質監査・検査部門では、品質マネジメントの枠を超え、コストマネジメントで重要となるプレ(見積)支援、タイムマネジメントで必要となるスケジュール作成支援等、プロジェクトマネジメントで重要となる部分を支援し、より高品質なシステム開発に向けて全社一致団結して活動しています。
実践知の蓄積・共有化
富士通グループの一員である当社は、知識データベースや教育および講習会等により、富士通グループの実践知(ノウハウ)を必要なときに活用できる仕組みがあります。また、防衛システムの構築から独自に得てきた実践知は、システム開発ガイドラインおよび過去の品質データ、生産性データのデータベース等に蓄えられ、いつでも活用できるように整備されています。
さらに、若手向け品質教育およびPM(プロジェクトマネジメント)勉強会では、知識の詰め込みだけではなく、実践知に基づいた実践力を養う教育を重視しています。またPM座談会では、実践経験豊かな経営層と現在の現場の問題、課題を有している開発者が車座ミーティングにより、次の施策策定に向けトップ・ボトムの両面から率直な意見交換を取り交わすといった、風通しのよいコミュニケーションを創出しています。
このように当社では、成功および失敗体験から学び、蓄積し、活用することが重要だと考えています。
セキュアなクラウド開発センター(DC2:Defense systems Cloud Development Center)
防衛システムの開発は、よりセキュアである必要があります。そのため、他ネットワークとの独立性の確保、静脈認証の採用および業務継続性を意識した設備等を考慮した独自のクラウド開発センターを有しています。この開発センターは進化しつづけており、自動化技術の基盤の構築等、エンジニアとして必要となる環境整備をさらにすすめ、セキュアでありながら使い勝手のよい開発センターの整備をしています。