セミナーレポート
従業員の声は企業を救う?
ビジネスの成長にその声を活かすポイント
- 従業員の声
- エンゲージメント
- エクスペリエンス
テレワーク時代の永続的な事業成長のために従業員の声をどのように収集し、社内に展開・フィードバックしていくか、事例を交えて紹介しました。株式会社wevnal取締役COO西田氏に登壇いただき、対面コミュニケーションのエピソードも交えつつ、現在、そして近未来に渡って、従業員の声の収集・展開・フィードバックが、顧客体験価値の向上とどのように関係するのか?サービスの作り手として知っておくべきEXの考え方とは?を対談形式でお伝えしました。
開催日:2021年9月28日
於久 佳史
富士通コミュニケーションサービス株式会社
ゼネラルマネージャー、営業本部長、
エグゼクティブサービスデザイナー西田 貴彦 氏
株式会社wevnal
取締役COO
レポート
従業員エンゲージメントが持続可能な企業成長を生む
従業員エンゲージメントを高めることで、従業員は会社の向かってる方向に共感し、自発的な貢献を行うようになります。自発的な貢献は顧客から評価される可能性も高く、CX(カスタマーエクスペリエンス)に良い影響を与え、最終的に“持続可能な”企業成長にも寄与します。この従業員エンゲージメントを高めるには、第一歩として、EX(従業員エクスペリエンス)の充実、つまりは“働きやすい”パートナーシップの構築が必要と考えています。
従業員満足に終わらない“声”の収集と発信
EXの充実といっても、従業員の表層的なニーズを汲み上げるだけでは、べースアップ、労働時間削減、職場環境改善、福利厚生充実といったES(従業員の自己満足)で終わってしまい、CXの向上にはつながっていきません。
新時代の社内コミュニケーション
働き方改革やコロナ禍で、労働環境が急激に変化・多様化する現代社会において、対面式コミュニケーションは減少し、グループウェアやWeb会議など、社内コミュニケーション手段もオムニチャネル化しています。一見すると、場所や時間を選ばない利便性の高いコミュニケーション手段のように思われます。しかし、深層で、もやもやしている、音声化できない“声”、テキスト化できない“声”もあるのではないでしょうか。
利便性が高まれば高まるほど、コミュニケーションしやすい文化や風土作りを行い、より深く“ヒトのチカラ”を研ぎ澄ます必要があると考えます。