ロボオペレータ 導入事例

これまで導入していただいた企業様の事例をご紹介します。

定型業務をRPAで自動化し、業務負荷を軽減
お客様と向き合う時間が増え、社内に業務改善思考の波及も

SALES ROBOTICS株式会社 様

SALES ROBOTICS株式会社 様

法人営業とお客様対応の課題解決に取り組み、インサイドセールスとBPOサービスで包括的なサポートを提供。
テクノロジー連携とDX推進で企業を支援。

SALES ROBOTICS様は、「ビジネスインフラとして価値ある働き方を創造する」というビジョンを掲げ、インサイドセールス事業とBPOサービス事業を展開しており、独自のアプローチで法人営業とお客様対応の課題解決に注力しています。インサイドセールス事業では、営業活動全般にわたり、コンサルティングから組織作りまで包括的なサポートを提供。BPOサービス事業では、最新テクノロジー企業と連携し、お客様対応のDXを進化させ、非対面コミュニケーションに対応するなど、新たなコミュニケーションチャネルの創出を積極的にサポートしています。そのようなご活躍をされているSALES ROBOTICS様に今回のロボオペレータ導入の背景について伺いました。

代表取締役社長 CEO
有馬 康平氏

Quality Management 本部
副部長
中島 陽介氏

導入の背景

コールセンター事業拡大に伴う業務の属人化と実績報告の課題

 今回RPAを導入する以前の状況について代表取締役の有馬氏は「RPAを導入する以前、私たちの大きな課題は業務の属人化でした。業務が特定の個人に依存し、その人が不在の場合に業務が滞るという問題に取り組んできました」とお話いただきました。同社では、この課題を解決するため、ツールだけでなく、様々なコンテンツと仕組みを構築し、業務の属人化を排除する取り組みを行ってきたといいます。
導入の責任者として携わった中島氏は具体的な課題について、「コールセンター事業を運営している部門は、2、3ヵ月で10プロジェクト、席数にすると550席にまで膨れ上がりました。そのプロジェクトの数分だけ実績報告をしなければならなりませんでした」と当時の状況を振り返りました。作業は手作業が多く、ヒューマンエラーを防ぐために、日々作業に追われる状況だったといいます。

導入のポイント

RPAベンダー12社からの選定。鍵はサポートの手厚さ

 導入にあたってはRPAベンダー計12社を比較検証。採用の基準としては、費用面、使いやすいユーザインターフェース、そしてサポートがどれだけ手厚いかというところで比較。その結果2社が残り、最終的にロボオペレータを採用したといいます。

 中島氏は「採用の決め手として一番のポイントとなったのは保守の手厚さです。弊社のRPAの設計担当者とベンダーのサポート対応者が直接話せる機会が他のベンダーではありませんでした。直接詳しい人同士で話ができるのは非常に魅力的でした」。手厚いサポートが大きなアドバンテージとなって採用の決定打になったとお話いただきました。有馬氏も「沢山のツールを比較検討している中で弊社の業務にフィットしているものが必要だと考えていたため、今回ツールの採用は、業務に最適なものを選択できた」と満足頂いているお話をいただきました。

導入後の効果

約187時間もの時間削減を実現。社員に改善思考も定着

 同社では、導入背景にあった日報作成の負担を減らすために導入。「ロボオペレータではいくつかのプロジェクトの日報のドラフトから、指定の提出先に格納する作業を実施しています。もう1つは私(中島氏)の品質管理の部分で記録している月間のコールセンター員の能力値を集計してデータを分析する作業も行っています」。実務的な効果としては、全プロジェクトで約300時間弱ほどあるドラフト業務が、約187時間分の削減実績が得られたと、中島氏はその効果を高く評価しています。

 有馬氏も今回の導入の効果については、「費用対効果は当然のことながら、どちらかというと私共が優先してきた課題、いわゆる改善思考を現場でしっかりと常に持つ意識が、このツールを入れて、社員に波及してきたと感じています。まだ導入してあまり期間もたっていませんが、早くも現場の中では『しっかりと業務が改善されている』という声も上がってきています」とその効果を認めていただいています。

今後の展開

業務フローの構築とマニュアル化。
生成AIとの融合で自社パッケージ販売も視野

 今後の活用方法について中島氏は、「ロボオペレータの魅力の1つは手順書の自動出力機能です。将来的にこれを利用することで、担当者がRPA導入の段階で業務プロセスの詳細なヒアリングを行う際に便利になると考えています」。通常はメモを取ったり、Officeソフトでフロー図を作成したりする必要がありますが、ロボオペレータでは最初からメモツールとしての機能があり、ラフなシナリオと業務フローを構築できるので、これを手順書として発行することで、現場は業務マニュアルとして流用しています。RPA担当者は正確な業務フローを確認し、認識の相違を解消する材料として活用できるといいます。さらに、「本番環境でリリースしたシナリオデータをナレッジとして蓄積することが可能です。これらのデータを手順書として出力し、ライブラリに保存することで、後続の育成や、後任者のサポートに役立ちます」と、ロボオペレータを活用して業務プロセスを効果的に管理し、活用したいと考えているといいます。

 有馬氏も「我々自身が今取り組んでいる生成AIとの親和性を期待しています。さらに、我々自身がRPAと生成AIを掛け合わせたコールセンターやインサイドセールスのBPOサービスを、1つにパッケージ化して外販することも視野に入れています」とRPAと自社サービスの融合する将来性に期待いただいています。

SALES ROBOTICS株式会社 様

創業 2004年11月25日
資本金 1億円
従業員数 83名
URL https://salesrobotics.co.jp/

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