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Japan

ハニースマイルプロジェクト

生物多様性保全を考える ハニースマイルプロジェクト

多種多様な生き物が支えあっている地球環境

昨今、様々な場面で目や耳にする『生物多様性』。地球上では植物、動物から微生物や細菌まで多種多様な生物たちが環境に応じて適材適所で暮らしています。科学的に明らかにされている植物種は約175万種、未知のものも含めると3,000万種とも言われています。
生物を取巻く環境(水や土、緑、太陽光や空気など)は、それぞれが役割を持って影響し合い、つながり合うことでバランスを保っています。生態系と共生・食物連鎖。全ての生物はそうした関係性の中で存在しているわけです。この状況を「生物多様性」と呼びます。
そのうち1種類でもいなくなってしまったら、どこに影響がでてくるかわかりません。
ちょっとした環境の変化が生態系に及ぼす影響は計り知れないのです。毎年4~5万種が絶滅しているとも言われます。
多様な生物の恩恵を受けて私たちの生活は成り立っています。
生物多様性が失われるということは、人類の未来に影響を及ぼす可能性もあるのです。
ではここで、身近な生物のひとつとして「ミツバチ」を例に、生物多様性保全を考えてみます。

世界で、そして国内でミツバチが減少している

ミツバチの役割とは

ミツバチ(働きバチ)は、毎日せっせと花から蜜と花粉を集めて巣に持ち帰ります。花粉は幼虫が育つために必要な栄養。でも巣に多くを貯められないため毎日飛び回っています。また同時に、花から花へと飛び回ることで花粉を媒介、つまり受粉を助けているわけです。こうして実った果実や種子が小動物の餌になり、その糞もまた多様な生物や植物の栄養となって生命のリレーが繰り返され生態系が形成されていく分けです。まさに生物多様性です。
こうしたミツバチの行動は、野菜農家や果樹園などでも、農作物の受粉に利用され、大きな役割を担っています。このようにミツバチを使って花粉交配することを『ポリネーション』と言います。たとえば、イチゴ、メロン、スイカ、ナス、キュウリ、カボチャなど、様々な農作物(約100種)でポリネーションが利用されています。生産農家にとって広大な畑やハウスでの受粉作業にミツバチは欠かせません。

なぜミツバチが減少?

ところが、そんな重要な役割を果たしてくれているミツバチが、近年様々な要因により世界各地で減少しているのです。原因は定かではありませんが、天候不順、農薬被害、ダニやスズメバチなどの天敵による被害、ストレス、蜜源の減少などによる影響も報告されています。また、飼養業者と飼育蜂群も減少傾向にあり、さらにオーストラリアからのミツバチの輸入も防疫を理由にストップし、生産活動に影響を及ぼしています。

ミツバチが減るとどんな影響があるの?

養蜂所では、各農家からの要望に応じてミツバチを提供(貸出)しています。ミツバチの数が減ってしまうと、貸し出すだけの量が確保できず、作付けにも影響が出てしまいます。
また、受粉作業を人手や代用蜂で行うと、交配がうまくいかない、味や形が変わる、収穫量が減り、市場価格が高騰するなどの影響も考えられます。

ハニースマイルプロジェクト

当社では、環境貢献活動の一環として、『ハニースマイルプロジェクト』活動を2011年4月より開始しております。この活動は、お客様にご購入頂いた環境商品の売上の一部を活用し、養蜂事業を支援する取り組みです。養蜂群数アップはもとより、後継者不足に悩む地域農業の活性化や新規事業の可能性を探る試みとして、地域経済貢献にもつながるプロジェクトとなります。

「ハニースマイルプロジェクト」活動報告!

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