Skip to main content

Fujitsu

Japan

アーカイブ コンテンツ

注:このページはアーカイブ化さたコンテンツです。各論文の記載内容は、掲載開始時の最新情報です。

雑誌FUJITSU

2015-1月号 (Vol.66, No.1)

富士通の最新技術を隔月に紹介する情報誌です。 冊子体の販売はしておりませんのでご了承下さい。


雑誌FUJITSU 2015-1

年頭ご挨拶

特集:「イノベーションを支えるミドルウェア技術」

富士通は,イノベーションに向けたICTの技術開発とサービスを社内横断的に開発・強化しており,その体系をMobile Initiative,Big Data Initiative,Cloud Initiative,Security Initiativeとして順次発表してきました。本特集では,これまでに発表してきたInitiativeに含まれるミドルウェアとその技術を紹介いたします。


執行役員
今田 和雄
執行役員 今田 和雄 写真

イノベーションを支えるミドルウェア技術特集に寄せて(PDF)

富士通は,お客様と新たなイノベーションを創出する共創活動を通じて得た新たな知見やノウハウを融合することにより,インテリジェンスのあるミドルウェアへと進化させていきます。本特集号では,このような取組みで進化したイノベーションを支えるミドルウェア技術を紹介します。

特集:イノベーションを支えるミドルウェア技術 目次〕

総括

  • イノベーションを支える新しいミドルウェア

Mobile Initiativeを支えるミドルウェア

  • AR技術で実現するスマートデバイスを活用した現場業務革新
  • スマートデバイスの活用を支えるモバイルプラットフォーム技術
  • スマートデバイス上で基幹業務を実現するWSMGR for Web
    ~ポケットからメインフレームを!~

Big Data Initiativeを支えるミドルウェア

  • 現場の意思決定プロセスを革新するビッグデータ分析ソリューション
  • 企業内外の多様なデータの統合によるリアルタイムな情報活用技術
  • InfiniBandを使用した超高速データ管理による受付処理高速化の実現
  • 最新ハードウェアをデータベース技術で最適統合した垂直統合型データベースシステム

Cloud Initiativeを支えるミドルウェア

  • OpenStackを活用した次世代クラウドリソース管理
  • SDNによる柔軟なクラウドシステムの構築と簡単運用の実現
  • 次世代クラウドの運用管理技術
  • ダイナミックに変化するクラウド環境に柔軟に対応するシステム運用自動化技術
  • クラウド環境を支える高信頼・高可用なクラスタシステム

Security Initiativeを支えるミドルウェア

  • 富士通の実践知に基づくセキュリティ対策技術
  • 情報漏えいを未然に防ぐ端末管理技術

特集:イノベーションを支えるミドルウェア技術


総括

今後,あらゆるものがインターネットでつながり,膨大な量の情報がやり取りされていく。この世界では,刻々と伝達される情報を価値に変えるイノベーションの創出が企業のビジネス拡大と社会の発展にとって重要となる。富士通は,人・情報・インフラという三つの経営資源がイノベーション創出の要素であると考え,これらを融合・活用するICT商品を提供しており,その体系をMobile Initiative,Big Data Initiative,Cloud Initiative,Security Initiativeとして発表してきた。体系の中でソリューションやシステムの基盤となるミドルウェアには,多様なサービスやネットワーク,モバイルデバイスなどを連携・統合し,安全で容易な運用を実現する役割が求められている。また,今後は各企業の現場でのビジネスのイノベーションをサポートする役割も求められている。このニーズに応えるため,社内外での実践を通じて得られたノウハウを組み込んで,ミドルウェアを進化させてきた。
本稿では,四つのInitiativeを支える富士通のミドルウェアについて概説する。

山田 雅也

Mobile Initiativeを支えるミドルウェア

スマートデバイスを活用し,作業品質向上など現場業務の改善を望む企業のニーズが高まっている。これに応えるため,富士通は現実の情報にICTを活用して得られるデジタル情報などを重ね合わせて表示するAR(Augmented Reality:拡張現実)技術を活用し,現場業務を革新するAR統合基盤製品 FUJITSU Software Interstage AR Processing Server (Interstage AR)を提供している。本製品の特長は,操作ガイダンスやマニュアルなど現場業務に必要な情報を,設備などに重ね合わせて表示し直感的かつ視覚的に分かりやすいナビゲーションによる作業精度・品質の向上,申し送り事項などを作業現場で入力できることによる引き継ぎ精度向上と予防保全の実現,そして電波状態が悪い場所やオフライン環境における端末データキャッシュ機能による作業効率の向上,などが挙げられる。これにより,お客様の作業習熟期間の短縮などにおいて,着実に成果を上げている。
本稿では,本製品を適用・実践し,お客様の現場業務の革新に向けた富士通の取組みを紹介する。

原 英樹, 桑原 博

スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスは,その機動性・携帯性から社内外を問わず,業務の様々なシーンへの適用が広がっている。スマートデバイスを活用したワークスタイル変革は必然とも言える状況となっているが,セキュリティ対策,複数OSでの開発効率化など,システム管理や開発面では多くの要望が存在する。これらの要望を実現する手段として,富士通ではミドルウェア製品であるFUJITSU Software Interstage Mobile Application Server(IMAPS),およびサービス基盤であるFUJITSU Cloud PaaS MobileSUITE(MobileSUITE)を提供している。IMAPSは,マルチプラットフォームに対応した開発環境と,セキュアーなアプリケーション実行基盤,そして現場の生産性を向上させる業務運用環境を備えており,スマートデバイス向けのアプリケーションを効率良く開発・運用できる。MobileSUITEは,コンテンツ配信や電子カタログ用途向けの機能をすぐに使えるようにサービス提供している。また,MDM(Mobile Device Management)機能もサービス提供しており,組み合わせて利用することで,セキュリティ対策が要求される場面に対しても迅速に対応できる。
本稿では,これら二つの製品の特長と適用例を紹介する。

今井 寿太朗, 岡野 健介

メインフレームは,信頼性と既存資産活用の両面から重要な基幹業務システムで幅広く利用されている。企業は,オープンシステムとメインフレームの併用を前提に,全てをオープン化するのではなく,既存のメインフレーム資産を有効利用するICT資産活用を重要視している。一方,オープンシステムの世界で広がりを見せているスマートデバイスを業務利用する波が,メインフレームの世界にも押し寄せている。これに対し,富士通が提供するFUJITSU Software WSMGR for Webは,メインフレームの業務アプリケーションを書き換えることなく,いつでもどこでもスマートデバイスから最適な操作性で利用できる環境を提供する。また,スマートデバイスを導入する上で,セキュリティ,運用ノウハウなど,容易には解決できない課題が浮き彫りになっている。これらを解決するために端末からメインフレームまで,ネットワーク・セキュリティを含め,メインフレームコネクトサービスとしてオールインワンで提供する。
本稿では,WSMGR for Webのスマートデバイス対応技術とモバイル利用を支えるメインフレームの技術,およびそれらを用いたサービスについて紹介する。

藤武 三夫, 平尾 幸夫, 三浦 明彦

Big Data Initiativeを支えるミドルウェア

企業価値の向上,商品力強化,社員の生産性向上,意思決定の迅速化を目的に,これまでも情報系システムが構築・活用されてきた。昨今では,ハードウェアの急激な性能向上,各種センサーの発達,SNSなどコンシューマ主導の情報発信など社会的環境の変化により,ビッグデータ利活用のニーズが高まってきている。初期のビッグデータの利活用は,ICTの専門家や,データサイエンティストなどの分析の専門家によるものであったが,今や売上向上やコストダウンに直結する現場での素早い意思決定にビッグデータに基づく分析が始まり,マーケティング・企画分野などの領域でも部門自らがデータに基づくアクションを開始している。そして,これら新たなビジネス最前線でのビッグデータ利活用に応える高機能なミドルウェアも登場している。しかし,実際の導入に当たっては,いくつかの課題があり,現場の意思決定高度化を妨げている。
本稿では,この課題を解決するビッグデータ利活用ミドルウェアと分析シナリオを最適に一体化した統合ソリューションへの取組みと導入効果を示す。

柴田 徹, 倉知 陽一

市場の多様化が進むとともに,企業内外のデータ量や処理量が爆発的に増大し,取り扱うデータの質もこれまでと変化してきている。そのような中で,市場のニーズを確実に捉え的確な経営判断へと結びつけるために,膨大な量のデータを迅速,かつ容易に分析・活用できるシステムが求められている。FUJITSU Integrated System Analytics Readyは,蓄積した大量データから必要なデータを取り出し,情報を分析・活用するための一連の機能を統合したハードウェアアプライアンス製品である。本製品では,「簡単に導入できるシステム」「分析・活用の基盤となる高速なデータベース」「簡単な設定で大量データを蓄積しておくオペレーショナルデータストア」「多様なデータソースからデータを収集するデータ連携」「直観的なGUI(Graphical User Interface)によるデータ加工」などの機能を提供している。その中でも,蓄積されたデータを様々な脅威から守りつつ,利用者の利便性を損なわない「集約されたデータに対する安全な共有」が必要となっている。
本稿では,市場ニーズに対応するため,高速かつ安全にデータを利活用する技術を紹介する。

中村 和茂, 越後 慎也, 青柳 毅彦

コンピュータによる基幹業務とビッグデータの処理を連携するために,瞬間的に大量発生するデータを確実に処理するニーズが高まっている。富士通ではこのニーズに対応するため,ミッションクリティカルシステムに対する豊富な経験と先進のテクノロジーに加え,高速インメモリデータ管理ミドルウェアであるFUJITSU Software Primesoft Serverで取組みを行った。本製品の特長は,スーパーコンピュータ分野などでの適用が広がりつつあるネットワーク技術のInfiniBandを使用した超高速インメモリデータ管理技術である。この技術は,製品のネットワーク管理層にInfiniBandが提供するRDMA(Remote Direct Memory Access)機能を取り込むことで,既存のアプリケーションへのインターフェースを変更することなく,互換性を保ったまま従来の半分以下の高速レスポンスを実現できる。
本稿では,ブレのない安定したシステムレスポンスの達成,およびシステム故障時に生じる大量データの滞留・消失のリスクを低減するための高信頼システムの実現に向けた富士通の取組みについて紹介する。

山本 昌司, 山田 俊昭, 島林 大祐, 更科 日出男

変化の激しいビジネス競争を勝ち抜くため,柔軟かつ迅速に対応できるICTシステムが求められている。また,ICTシステムはますます複雑化し,管理・運用コストの低減が求められている。その中でも,データベースは高い信頼性と性能も求められている。FUJITSU Integrated System HA Database Readyは,富士通が長年にわたり培ったデータベース技術と最新ハードウェアを統合し,「高性能・高信頼」「オープン」「すぐに使える」の三つを特長として,データベースのインフラ導入・設計・運用コストの大幅な削減を実現する。
本稿では,高性能・高信頼を支える最新ハードウェアを活用した完全二重化システム,およびそのシステムの導入から運用,監視,異常時対処までの操作を簡易なGUI(Graphical User Interface)で実現するスマートソフトウェアテクノロジーを紹介する。

宮内 洋輔, 高橋 良平, 木野村 光裕

Cloud Initiativeを支えるミドルウェア

FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator(ROR)は,プライベートクラウドの運用・管理を効率化するミドルウェアである。近年,多くの企業において,企業内のハードウェアリソースを集約しプライベートクラウド化を進める動きと,パブリッククラウドを活用し導入コストの削減を図る動きが活発化している。これに伴い,プライベートクラウド運用の柔軟性を高めるとともに,パブリッククラウドで用いる多様なAPI(Application Programming Interface)をプライベートクラウドでも利用し,パブリッククラウドとプライベートクラウドを統一的に管理する要求が出てきている。
本稿では,オープンソースソフトウェアのOpenStackを活用し,パブリッククラウド,プライベートクラウドの双方で容易なリソース管理を統一的に実現するRORの取組みを紹介する。

柳川 俊英

FUJITSU Software ServerView Resource Orchestrator(ROR)は,サーバ,ストレージ,ネットワークといったICTリソースの一括管理と有効活用,および運用・管理の効率化によるICTコスト最適化を実現するミドルウェア製品である。本ミドルウェアを適用することによって,お客様のクラウド要件とニーズに合わせた柔軟なクラウドシステムを構築でき,簡単に運用できる。これを支える技術の一つがSDN(Software Defined Networking:ソフトウェアによって集中的にネットワーク構成や設定の動的変更を可能にする制御技術)である。RORは,特にデータセンター領域におけるSDNを実現する中核製品であり,富士通のSDNはRORとネットワーク仮想化対応ハードウェア装置とが密に連携し,沼津ソフトウェア開発クラウドセンターでの活用をはじめとして実用段階にきている。
本稿では,SDNの観点から,主にRORのネットワーク機能に焦点を当てた製品の特長と,クラウドシステムのネットワーク運用管理における今後の展開について解説する。

安藝 祐子, 中嶋 正樹, 木塚 省臣

企業を取り巻く厳しい環境の中,経営方針に応じた業務プロセスやICTシステムの柔軟な変更,およびコスト削減が求められていることを背景に,クラウドサービス(以下,クラウド)活用が本格的に進展している。今日では,プライベートクラウドに加え,パブリッククラウドを併用したハイブリッドクラウドを運用する企業も増えつつある。一方,クラウド活用に伴う管理対象の拡大や管理対象リソースのバリエーション増加,管理対象リソースの変動などにより,ICTシステム全体を鳥瞰した管理が困難になっている。更に,情報システム部門が企業内の全クラウドを統制しきれず,その結果ICTリソースの全社的な最適化ができないといった新たな課題も生まれている。
本稿では,こうしたクラウド活用に伴う課題の解決に向け富士通が開発したFUJITSU Software Systemwalker Software Configuration Managerと,その特長であるハードウェアから仮想環境,OS,ソフトウェアまでの構成情報の一元管理と自動収集技術,FUJITSU Software Systemwalker Service Catalog Managerによるクラウドの利用統制実現,および自動配備技術について述べる。

清水 英雄, 鈴木 信吾, 坂本 憲彦

クラウドサービス(以下,クラウド)と仮想化技術は,急速に普及している。企業の情報システムでは,オンプレミスだけでなく,適材適所でプライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせることで,効率的に最適なシステム構成にすることが求められている。仮想環境やプライベートクラウドは,分散していた業務システムの実行環境を一手に引き受けるために,多数の物理サーバや機器で構成されている。企業の情報システムが,このような多種多様なサーバ機器で構成された大規模なシステム環境へと変化したことで,人手中心の管理では運用が困難になってきている。その解決手段として,一連のコマンド操作をスクリプト化して作業の省力化を図るシステム運用作業の自動化が従来から行われている。しかし,複数のサーバにまたがって行う操作など,単純な自動化スクリプトでは実現が難しい作業がある。このため,運用手順書を作成し,その内容に従って人が作業することがまだ多いという課題がある。
本稿では,手作業による企業情報システムの運用を標準化・ワークフロー化して自動化を進め,運用の効率性を飛躍的に高めるFUJITSU Software Systemwalker Runbook Automationの開発と運用の取組みについて紹介する。

吉井 淳, 塙 大紀

富士通では,システム全体の連続運転を支援する高信頼基盤ソフトウェアとして,FUJITSU Software PRIMECLUSTERを提供している。PRIMECLUSTERは,富士通製サーバ(SPARC M10,FUJITSU Server PRIMEQUEST 2000/1000シリーズ,FUJITSU Server PRIMERGY)と連携した高信頼技術により,他社クラスタソフトウェアにはない,迅速な異常検出と確実な業務継続を物理環境だけではなく,クラウド環境においても実現している。また,仮想化ソフトウェアが提供するサーバのライブマイグレーション機能との連携により,運用・待機の冗長構成を維持したままサーバ本体の保守が行える。これにより,クラウド環境の基盤システムの更なる可用性向上を実現している。このように,PRIMECLUSTERは,お客様の業務システムが集約されているクラウド環境においても,24時間365日連続運転を支援する。
本稿では,クラウド環境の基盤システム,およびクラウド環境上で稼働する業務システムを支えるクラスタソフトウェアPRIMECLUSTERの技術を紹介する。

浜中 征志郎, 高橋 邦和

Security Initiativeを支えるミドルウェア

昨今,ICTの活用領域が広がる一方で,日々,高度化・巧妙化するサイバー攻撃への対策は企業にとっても大きな課題となっている。これらのサイバー攻撃に対しては,侵入を防ぐ対策はもちろんのこと,侵入されることを前提とした対策も必要となり,侵入された場合はいかに迅速で確実な対処ができるかによって,情報漏えいや感染拡大のリスクに大きく影響する。富士通は,この対応として規定された運用プロセスに従い,対処をナビゲート・自動化するソフトウェアFUJITSU Software Systemwalker Security Controlを開発し,提供している。本ソフトウェアにより,運用プロセスの策定から実際のセキュリティ運用にかかるコストを削減するとともに,運用プロセスの自動化によるヒューマンエラーを抑止した確実な運用を可能とする。
本稿では,富士通の運用管理技術に富士通の実践知を基にした対処シナリオを組み込み,標準的なサイバー攻撃に対する運用プロセスを取り入れたソフトウェア製品について述べる。更に,マルウェア侵入検知後に行う一連の対処(ネットワーク遮断,感染機器の特定,対象者への対応依頼など)を自動化することにより,対処時間を大幅に削減できるソフトウェアについて紹介する。

栗田 享佳, 桝野 弥千雄, 渡木 厚

企業内の重要なデータや顧客情報などを流出させないためにも,標的型攻撃に対するセキュリティ対策は重要である。標的型攻撃は,既知の脆弱性に対する攻撃が多く,タイムリーなセキュリティパッチの適用が欠かせない。しかし,全ての端末にセキュリティパッチの適用を徹底することは簡単ではない。また,セキュリティパッチの適用を徹底しても,未知の脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃は防げない。そのため,万が一マルウェアに感染した場合でも,外部に情報を流出させないセキュリティ対策が不可欠である。富士通は,これらの課題を解決するため,FUJITSU Software Systemwalker Desktop Patrol(DTP)と,FUJITSU Software Systemwalker Desktop Keeper(DTK)を提供している。DTPは,ICT資産を一元管理してセキュリティを統制し,DTKは,ICT資産に対する操作の禁止や記録により情報漏えいリスクを限りなくゼロに近づける製品である。
本稿では,エンドポイントで利用される端末(パソコンや仮想端末,スマートデバイス)からの情報漏えいを未然に防止するDTPおよびDTKの二つの製品を紹介する。

杉井 潤, 野尻 啓太


---> English (Abstracts of Papers)