FUJITSU Presents 読売日響「第九」特別演奏会(2015年)
- 出演アーティスト
ヴッパータール市立歌劇場の音楽総監督兼インテンダントを務め、ドイツを拠点に指揮者として活躍する名匠。東京芸大卒業後に渡独し、ハンブルク音大で学び“劇場叩き上げ”指揮者としてキール市立劇場でキャリアを始めた。その後、エッセン歌劇場を経て、ヴィースバーデン・ヘッセン州立歌劇場音楽総監督、北西ドイツ・フィル首席指揮者、ザールラント州立歌劇場音楽総監督などを歴任。
これまで、バンベルク響、ケルン放送(WDR)響、バイエルン放送響、シュトゥットガルト放送響などに客演。ザールブリュッケン音楽大学の指揮科正教授を務めている。読響とは、1998年の日本デビュー以来、定期的に共演を重ね、数々の名演を築いている。
華麗な歌声で世界の聴衆を魅了する歌姫。1994年にローマ歌劇場にデビューし、ケルン歌劇場の専属歌手を経て、現在はウィーン国立歌劇場の専属歌手を務めている。ミラノ・スカラ座、英国ロイヤル・オペラ、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、ザルツブルク音楽祭などでも活躍。マゼール、ゲルギエフ、ルイージらの指揮で歌い、ベルリン・フィルなどの楽団と共演を重ねている。
目覚しい躍進をみせるメゾの大器。バーデン市立劇場〈こうもり〉オルロフスキー、二期会〈仮面舞踏会〉ウルリカ、〈カヴァレリア・ルスティカーナ〉サントゥッツア、〈ドン・カルロ〉エボリ公女、新国立劇場及び中国国家大劇院〈アイーダ〉アムネリスなどで絶賛を博した。第6回カルロス・ゴメス国際コンクール第2位入賞。二期会会員。
瑞々しく伸びやかな美声と豊かな表現力を誇るテノール。1990年国際モーツァルト声楽コンコルソ本選入賞し、ウィーン国立歌劇場でウィーン・フィルと共演。91年ローマに留学し、イタリア各地でコンサートに出演。新国立劇場、二期会、日生劇場などで多くのオペラに出演。コンサートでも、小澤征爾、チョン・ミョンフンらの指揮で幅広いレパートリーを歌っている。
マエストロ上岡の信頼も厚い、ドイツを拠点に活躍する実力派バリトン。ザールブリュッケン歌劇場の専属歌手を務める傍ら、ボン歌劇場、バーゼル歌劇場、ハノーファー州立歌劇場などにも客演し、〈さまよえるオランダ人〉〈リゴレット〉〈マクベス〉のタイトルロールなどで高い評価を得ている。コンサートでは、アシュケナージ指揮のアイスランド響などと共演。今回が読響と初共演となる。
至高のハーモニーで人類愛を歌う、読響〈第九〉のベスト・パートナー。新国立劇場で行われる数多くのオペラ公演の核を担う合唱団として活動を展開し、高い評価を得ている。2007年以来、読響〈第九〉公演に出演を続けている。
1962年、日本のオーケストラ音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立。現在、常任指揮者はシルヴァン・カンブルランが務めている。サントリーホールでの定期演奏会を軸に多数の公演を開催するほか、小中学校や病院で演奏するなど、クラシック音楽ファンのすそ野拡大に地道な努力を続けている。