FLASHWAVE9500パケット統合光伝送システム(2008年)

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  • 伝送装置

クラウド・コンピューティング時代に対応

2000年代後半、ネットワークを流れるデータをみると、LANのパケットや映像などの比重が高まってきました。時期を同じくしてインターネットの通信手順(プロトコル)に対応したIP電話が広まっていきます。IPというプロトコルは、もともと通信の成功を保証していないベストエフォート型でした。しかし時代の変化によりIPによるサービスにも、安全や信頼性が求められるようになります。また、ひとつのネットワークをさまざまなタイプのデータが行き交うようになったため、監視・制御方法も複雑化し、この点についても簡略化が望まれるようになっていました。

2008年に富士通が発売した「FLASHWAVE9500」は、そんなクラウド・コンピューティング時代ならではの要望に応える伝送装置です。この装置は、波長多重伝送技術の上にそれまで別個の機械で行っていたパケット処理とデジタル多重化処理という2つの機能を併せ持っており、業界に先駆けた機械といえます。

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