Systemwalker Service Quality Coordinatorにおいて、Windows XP端末で、認証画面後にエラーが発生することについて教えてください。

Windows XPの端末から、運用管理クライアントに接続すると認証画面後にエラーが発生して、接続できません。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
運用管理クライアント上のファイルに対し、基本認証設定を実施していないことが原因です。

[対処方法]

■運用管理クライアント基本認証の設定方法


1. Windowsへのユーザーアカウントの登録
管理コンソール起動HTML、またはユーザーの起動HTMLにアクセスするためのユーザーアカウントを登録します。
  • 管理コンソールにアクセスするためのユーザーは、通常使用しているAdministrator権限のアカウントを使用することも、新しくアカウントを作成して使用することもできます。

  • 管理コンソールにアクセスするアカウントを新規に作成する場合、およびユーザーの起動HTMLにアクセスするアカウントを作成する場合のアカウントの種類(アクセス権)は、以降のステップの「2. ファイルへのアクセス制御設定」で設定するファイルの読み取り権を許可できるアカウントであれば、特に指定はありません。

[コントロールパネル] - [ユーザーアカウント]を開いて、ユーザーを登録してください。
登録方法はWindowsのヘルプなどを参照してください。

2. ファイルへのアクセス制御設定
Windows XPの場合、「エクスプローラ」の「ツール」メニューから「フォルダオプション」を開き、「表示」タブの「詳細設定:」で、「簡易ファイルの共有を使用する」チェックボックスをオフに設定しておきます。


3. IISでのファイル・セキュリティ設定
以下にIISでのファイル・セキュリティ設定の方法を示します。
  1. IISの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。

  2. 右側のウィンドウ領域から「AdminConsole.html」または「ユーザー名.html」をポイントして右クリックメニューから「プロパティ」を選択し、プロパティウィンドウを開きます。

  3. 「ファイルセキュリティ」タブを選択し、「匿名アクセスおよび認証コントロール」の「編集」ボタンを選択します。

  4. 「匿名アクセス」チェックボックスをオフにし、「認証済みアクセス」の「基本認証」チェックボックスをオンにします。その際、その他の認証方法のチェックボックスがオンになっていた場合は、オフにします。

  5. 「OK」ボタンにより定義を適用します。


  IIS 7.0以降の場合は、以下の設定を行ってください。
  1. IISの設定画面から、仮想ディレクトリ名SSQCを選択します。

  2. 仮想ディレクトリ名SSQCをポイントして右クリックメニューから「コンテンツビューに切り替え」を選択すると、右側のウィンドウ領域に「AdminConsole.html」や「ユーザー名.html」を含むファイルが表示されます。

  3. 右側のウィンドウ領域から「AdminConsole.html」または「ユーザー名.html」をポイントして右クリックメニューから「機能ビューに切り替え」を選択すると、左ペインのツリーに「AdminConsole.html」または「ユーザー名.html」が表示されます。

  4. 左ペインの「AdminConsole.html」または「ユーザー名.html」を選択し、右側のウィンドウ領域で「認証」をクリックします。

  5. 「基本認証」の状態が「無効」となっている場合、「基本認証」をポイントして右クリックメニューから「有効にする」を選択します。
    ※ここで、「基本認証」が存在しない場合は、「基本認証」がインストールされていません。
    「サーバマネージャ」の「Web サーバ」-「役割サービスの追加」より[セキュリティ]-[基本認証]をチェックし、あらかじめインストールを実施しておいてください。

  6. その他の認証方式が「有効」となっている場合は「無効」にします。

製品・サービス区分 Systemwalker
製品・サービス情報
対象製品 Systemwalker Service Quality Coordinator
バージョン V15, V13, V12, V11
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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