Systemwalker Service Quality Coordinatorにおける、ユーザデータ(conv-file)について教えてください。

ユーザデータをモニタ情報として格納することで、1分間隔でグラフ表示させることはできますか?
できません。
ただし、ユーザデータをモニタ情報として格納することで、データ表示をさせることはできます。

■データ変換定義ファイル(conv-file)について

データ変換定義ファイル(iniファイル形式)を指定します。データ変換定義ファイルとは、ユーザデータをPDBへ格納するレコード形式に変換する際の変換ルールが記述された以下のようなファイルです。

[USERDATA]
consol_flag=2
record_id=1
col_resource_id=2,5
col_start_date_time=6
col_data_num1=10
col_data_num2=9
col_data_text1=4


【パラメタの説明】


consol_flag
データの種別を指定します。データの種別には、以下があります。それぞれ表示機能と保持期間が異なっています。どのデータ種別で格納するかを設計してください。
  • 0 : サマリデータ
  • 1 : リソースデータ(10分)
  • 2 : リソースデータ(1時間)
  • 3 : リソースデータ(24時間)

0 を指定すると、「SUM_UDATA_n」レコードが生成されます。
1~3 を指定すると、「UDATA_n」レコードが生成されます。

record_id
生成するレコード「SUM_UDATA_1~20」または「UDATA_1~20」の内、1~20のどれを生成するかを指定します。

col_resource_id
リソースIDとするユーザデータファイルのフィールドの番号を指定します。リソースIDとは、そのレコードを一意に識別する識別子です。
例えば、プロセス情報なら、プロセス名がリソースIDになります。
なお、複数のフィールドをつなげてリソースIDにすることもできます。その場合は、col_resource_id=2,5とすることで、フィールド2と5を一つにつなげるという意味になります。

col_start_date_time
収集開始時刻となるフィールドの番号を指定します。
なお、格納するデータの形式は、以下のとおりです。

 ‘YYYY-MM-DD [hh[:mm[:ss]]]’
 (YYYY:西暦、MM:月、DD:日、hh:時間、mm:分、ss:秒)

col_data_num1 ~ 7
フィールド「smudndata1~7」または「udndata1~7」(Record ID が UDATA_1、2、3、6、7、8、11、12、13、16、17、18 の場合は udndata5 まで)に格納する、ユーザデータファイルのデータ(数値)のフィールド番号を指定します。

col_data_text1 ~ 7
フィールド「smudntxt1」または「udntxt1~7」(Record ID が UDATA_1、2、3、6、7、8、11、12、13、16、17、18の場合は udntxt5 まで)に格納する、ユーザデータファイルのデータ(テキスト)のフィールド番号を指定します。

製品・サービス区分 Systemwalker
製品・サービス情報
対象製品 Systemwalker Service Quality Coordinator
バージョン V15, V13, V12, V11
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 設計/開発
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