Systemwalker Operation Managerで、同時実行ジョブ数を30以上に設定する場合、どの程度の領域を確保すればSystemwalkerの稼働として問題ないですか?

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同時実行ジョブ数を30以上に設定する場合、異常終了する可能性があり、デスクトップヒープの領域を拡張する必要があると思いますが、どの程度の領域を確保すればSystemwalkerの稼働として問題ないですか?
 変更後の同時実行ジョブ数:40
 現状のヒープ領域:SharedSection=1024
Windows Server 2008以降を利用する場合、デスクトップヒープとして利用できるシステムの領域が拡張されています。このため他のアプリケーションでの使用量を考慮して調整を実施する必要がなくなっており、以下による調整を実施してください。

以下のレジストリ(SharedSection)の第3パラメーターを“3072”に変更します。
  • キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems
  • 名前:Windows
  • 値:SharedSectionの第3パラメーター
- 変更前(Windows Server 2012の例)
SharedSection=1024,20480,768
- 変更後(Windows Server 2012の例)
SharedSection=1024,20480,3072(*)
(*)SharedSection の第 3 パラメーターの値が3072より大きい場合は、変更しないでください。

[注意事項]
  • レジストリを編集する際には、事前にバックアップの作成をお願いします。
  • レジストリの SharedSection の値を変更した場合、変更を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

Windows Server 2003以前をご利用の場合は、お客様の環境によって異なるため一概に回答できません。
デスクトップヒープはOSの資源になり、OSの処理・各アプリケーション(デスクトップオブジェクト)が実行する際の、メニュー、フック、ウィンドウ表示などに依存します。
システム上のすべてのデスクトップオブジェクトは、デスクトップヒープが関連付けられています。そのため、Systemwalker Operation Managerとして実行するジョブのほか、Systemwalker Operation Managerサーバ上で動作するほかのアプリケーションの数や処理内容によって、デスクトップヒープが枯渇する・しないが変わってきます。
製品・サービス区分 Systemwalker
製品・サービス情報
対象製品 Systemwalker Operation Manager
バージョン V16, V13
プラットフォーム Windows
アンサー種別 運用/保守
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