Systemwalker Operation Managerのクライアイトからジョブネットの出力情報を開こうとした際に、「出力ファイルのオープンに失敗しました」、「fopen() Too many open files」、および「The jobscheduler failed to read job net output information.」のエラーメッセージが表示されます。原因と対処を教えてください。

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Systemwalker Operation Managerのクライアイトからジョブネットの出力情報を開こうとした際に、 「出力ファイルのオープンに失敗しました」、「MpJobsch: ERROR: 0412: fopen() Too many open files」、 および「MpJobsch: ERROR: 0151: The jobscheduler failed to read job net output information.」の エラーメッセージが表示されます。
原因と対処を教えてください。
[原因]
Systemwalker Operation Managerのサーバとクライアント間のネットワークが以下の要因で切断されてファイルディスクリプタ(接続)が残存し、Systemwalker Operation Managerが確保するディスクリプタ数(接続数)が上限値に達している可能性があります。
  • 過去にジョブスケジューラと接続するクライアントマシンとのネットワークが不安定になっていた。
  • 過去にクライアントの終了操作で以下のどちらかを行っていた。
    • タスクマネージャでSystemwalker Operation Managerクライアントを強制終了させた
    • Systemwalker Operation Managerのクライアントを起動している状態で電源を切断した

[対処方法]
ネットワークが不安定の場合、安定するようにしてください。また、タスクマネージャでのSystemwalker Operation Managerクライアントの強制終了、 およびクライアントを起動している状態での電源の切断をしないでください。
現象発生時には、以下の手順で、ファイルディスクリプタを初期化してください。

■手順
  1. tskwnsrvプロセスのプロセスIDを確認します。コマンド実行例は以下のとおりです。
     # ps -ef | grep tskwnsrv 
     root  6972  6896  0 20:32:05 ?  0:00
     /opt/FJSVJOBSC/bin/tskwnsrv 2500 /var/opt/FJSVJOBSC 0 -1

  2. 1.で確認したプロセスIDを指定して、kill -HUPコマンドを実行します。コマンド実行例は以下のとおりです。
     # kill -HUP 6972

このコマンドを実行することにより、ディスクリプタの初期化が実施されます。実行中のジョブネットやジョブの動作に影響はありません。
本コマンドは、30秒以内に複数回実行しないでください。また、このコマンドを実行すると、接続中のクライアントマシンで、ジョブスケジューラとの 接続が一度切断されます。
製品・サービス区分 Systemwalker
製品・サービス情報
対象製品 Systemwalker Operation Manager
バージョン V17, V16, V13
プラットフォーム Solaris
アンサー種別 運用/保守
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