Systemwalker Operation Manager Enterprise Editionにおいて、クラスタシステムで運用環境保守ウィザードの運用環境の退避を実施して正常終了しましたが、共有ディスク上の必要なデータファイルが退避されていません。

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Systemwalker Operation Manager Enterprise Editionにおいて、クラスタシステムで運用環境保守ウィザードの運用環境の退避を実施して正常終了しましたが、共有ディスク上の必要なデータファイルが退避されていません。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
クラスタシステムセットアップ時にmpsetclusterコマンドを実行していない可能性があります。
運用環境保守ウィザードではクラスタシステムのセットアップが完了していない場合でも、正常に運用環境の退避が終了しますが、クラスタセットアップが完了していない場合、共有ディスク上のデータではなくローカルディスク上のデータを採取します。そのため、必要な共有ディスク上に存在するデータを退避できません。

[対処方法]
mpsetclusterコマンドを運用系および待機系で実行し、クラスタセットアップを完了させたあと、運用環境保守ウィザードで環境のバックアップを行ってください。

本環境では mpsetclusterコマンドが実行されていないため、バックアップ処理でクラスタ環境と認識していません。以下のマニュアルの手順が抜けているので、実施してから運用環境保守ウィザードやバックアップコマンドによる退避を行ってください。

 Systemwalker Operation Manager 17.0.0 クラスタ適用ガイド Windows編
  第4章 Microsoft(R) Fail Over Clusteringシステム固有の手順
   4.1 Microsoft(R) Fail Over Clusteringシステムへの登録
    4.1.1 1:1運用待機、N:1運用待機の場合の登録
     4)クラスタ情報の登録

なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
製品・サービス区分 Systemwalker
製品・サービス情報
対象製品 Systemwalker Operation Manager
バージョン V17, V16, V13
プラットフォーム Windows
アンサー種別 運用/保守
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