Systemwalker Centric Managerの資源配付で、誤った資源の世代をクライアントで指定しましたが、エラーが表示されませんでした。
- 資源配付で、誤った資源の世代をクライアントで指定しましたが、エラーが表示されませんでした。原因と対処方法を教えてください。
- [原因]
適用する個別メンテナンス版数がクライアントとサーバで一致していることが原因と考えられます。
上位サーバとクライアントで配付されているメンテナンス版数が一致している場合、その適用済み世代までチェックはしないため、エラーとはなりません。
[対処方法]
正常動作ですので、対処方法はありません。
資源配付では、「メンテナンス版数」と「資源グループ(個別資源)」の2つを世代で管理しています。
「メンテナンス版数」は、複数の資源グループ(個別資源)をまとめて1つの資源として管理するものです。
クライアントの場合、メンテナンス版数は資源を持たず、“SYSLEVEL”という名前で世代を管理するだけの資源となっています。
なお、サーバのメンテナンス版数資源は“RMSLEVEL”です。
世代チェックでは、まずメンテナンス版数の世代についてチェックが行われます。接続先のサーバに、クライアントが持つメンテナンス版数の世代より新しい世代が登録されていた場合
新規に登録された資源(資源グループの世代)があるとして、メンテナンス版数にまとめられた各資源グループについて、世代チェックが行なわれます。接続先のサーバに、クライアントが持つメンテナンス版数の世代より新しい世代が登録されていなかった(クライアントのメンテナンス版数が最新の世代だった)場合
新規に登録された資源(資源グループの世代)はないと判断されるため、メンテナンス版数にまとめられた各資源グループについての世代チェックは行いません。
今回の事象は後者に該当し、クライアントのメンテナンス版数にまとめられた資源グループの適用済世代に誤った世代が登録されていたとしても、資源グループの世代チェックが行なわれませんので、エラーにはなりません。
製品・サービス区分 | Systemwalker | ||||||
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製品・サービス情報 |
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アンサー種別 | 運用/保守 |