Systemwalker Centric Managerのノード検出で、ノード・インタフェースの情報が検出されません

ノード検出で、ノード・インタフェースの情報が検出されません
対処1
[原因]
ノード検出を行うコミュニティ名でのアクセスが、検出対象ノードに許可されていません。

[対処方法]
検出対象ノードのSNMPエージェントに対して、ノード検出を行うコミュニティ名のアクセスを許可するように設定を変更してください。

対処2
[原因]
検出対象ノードのSNMPコミュニティ名と一致していません。

[対処方法]
検出対象ノードのSNMPエージェントに対して、ノード検出を行うコミュニティ名のアクセスを許可するように設定を変更してください。

対処3
確認ポイント
検出対象セグメントのルータ上で、SNMPエージェントが動作していますか。

[対処方法]
ルータにSNMPエージェントをインストールするか、SNMPエージェント機能を有効にしてください。

対処4
確認ポイント
リトライアウト、タイムアウトオーバが発生していませんか。

[対処方法]
リトライ回数、タイムアウト時間を増やしてください。

対処5
[原因]
検出対象ノード上でSNMPエージェントが動作していません。
または、SNMPエージェントが動作しているノードのARPテーブルに、検出対象ノードが載っていません。
※スイッチなどのネットワーク機器は、SNMPエージェントが動作していても[高速]検出では検出できない場合があります

[対処方法]
以下に示すどちらの方法で対処してください。
  • 運用管理サーバ上より、検出対象ノードにpingを行った直後、ノード検出を実行します。
  • [検出モード]を[確実]にして、ノード検出をしてください。

対処6
確認ポイント
検出対象セグメントのルータが無応答状態になっていませんか。
※ノード検出により一時的にルーティング機能が低下するルータがあります

[対処方法]
以下のどちらかでノード検出してください。

  • [検出モード]を[高速]にして、ノード検出をします。
  • [検出モード]の[カスタム]-[ICMP検索する]を選択し、[ICMP多重度]に[1]を指定して、ノード検出をします。

対処7
確認ポイント
ノード検出に時間がかかっていませんか。
ICMPを使用したノード検出時間は、ネットワーク体系に依存します

[原因]
サブネットマスク(255.255.0.0)の検出は、長時間の検出時間を要します。

[対処方法]
“性能ガイド”を参照し、検出時間の見積もりを行ってください。
“性能ガイド”は、 ソフトウェア技術情報の手引き/ガイド集よりダウンロードしてください。

対処8
確認ポイント
ネットワーク環境の不備により、ノード検出に時間がかかっていませんか。

[対処方法]
運用管理サーバ、または部門管理サーバで、検出対象ノードに対して、以下のコマンドを実行し、ping応答に時間がかかっていないか確認してください。(ping発行時のパケット往復時間は、通常10ms以下です。)

[Solaris の場合]
ping -I 1 検出対象ノードのIPアドレス32

[Windowsの場合]
ping 検出対象ノードのIPアドレス

[Linuxの場合]
ping -i 1 検出対象ノードのIP アドレス32

時間がかかる場合は、DNSサーバなどの定義が正しいか確認してください。

対処9
[原因]
ルータがIPレベルで運用管理サーバからのアクセスを許可していません。

[対処方法]
IPレベルでの通信ができるようシステム/ネットワークなどの設定を見直してください。

対処10
[原因]
ルータがSNMPレベルで運用管理サーバからのアクセスを許可していません。

[対処方法]
運用管理サーバからのSNMPのアクセスを許可するようルータの設定を変更してください。

対処11
[原因]
ルータ上で動作しているSNMPエージェントが正常に動作していません。

[対処方法]
SNMPエージェント設定見直すか、正しく動作するSNMPエージェントを導入してください。

対処12
[原因]
ルータ上のARPテーブルに、ほかのネットワークの情報がありません。

[対処方法]
ほかのネットワーク配下のノードに対してpingなどでアクセス後、ノード検出(全体)を実行してください。

対処13
確認ポイント
サブネットフォルダで示されるアドレス幅内に、検出対象ノードのIPアドレスは存在していますか。

[対処方法]
サブネットマスクの定義に合わせてサブネットフォルダを作成し、各サブネットフォルダに対し再度ノード検出を実施してください。

例えば、サブネットマスクを 255.255.255.248 と定義している場合は以下のようになります。
サブネットマスク255.255.255.248は、

として考える必要があります。

したがって、IPアドレスの29ビット目が変わるたびにサブネットが変わることになりますので、サブネットフォルダは以下のように切り分ける必要があります。

サブネットフォルダ1:xxx.xxx.xxx.0~xxx.xxx.xxx.7
サブネットフォルダ2:xxx.xxx.xxx.8~xxx.xxx.xxx.15
サブネットフォルダ3:xxx.xxx.xxx.16~xxx.xxx.xxx.23

対処14
確認ポイント
Windows2000/Windows Server 2003 STD /Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEの「TCP/IPポートフィルタリング」機能を使用していませんか。

[対処方法]
「TCP/IPポートフィルタリング」機能を無効にしてください。

対処15
確認ポイント
ポリシーが設定されているか確認してください。

[原因]
ポリシーが設定されていないため監視が行われておりません。

[対処方法]
ポリシーを設定してください。

対処16
確認ポイント
検出対象のセグメントがどの部門に所属するかを確認してください。運用管理サーバまたは部門管理サーバによって、確認事項が異なります。

■[操作]メニューのノード検出の場合
 [操作]メニューのノード検出の場合、検出対象ノードへの通信は運用管理サーバから行います。

■[ポリシー]メニューの定期的なノード検出の場合
 定期的なノード検出では、セグメントが所属する部門の管理サーバにポリシーを設定し、その管理サーバから検出対象ノードに対して検出の要求を送信します。そのため、検出対象のセグメントはあらかじめ各管理サーバ配下に所属した状態でポリシー設定する必要があります。

[原因]
検出する管理サーバ(運用管理サーバまたは部門管理サーバ)から検出対象ノードに対しての通信が許可されていない、もしくは何らかの原因で通信ができない場合、ノードが検出されません。

[対処方法]
検出する管理サーバから検出対象ノードに対してpingコマンドを実行し、通信が可能か確認してください。

[Solaris の場合]
 ping -I 1 検出対象ノードのIPアドレス32

[Windowsの場合]
 ping 検出対象ノードのIPアドレス

[Linuxの場合]
 ping -i 1 検出対象ノードのIP アドレス32

応答が返ってこない場合は、ping通信が可能となるように、ファイアウォールの設定などネットワーク環境の設定を見直してください。

製品・サービス区分 Systemwalker
製品・サービス情報
対象製品 Systemwalker Centric Manager
バージョン V15, V13, V12, V11, V10, V5
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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