Systemwalker Centric Managerで配下サーバから上位サーバへの資源の取り出し(drmsrcvコマンド)が正常に完了しましたが、上位サーバに意図しないあて先システム定義が登録されました。

配下サーバでdrmsrcvコマンドを実行し、上位サーバからの資源の取り出しに成功しましたが、上位サーバに意図しないあて先システム定義が登録され、取り出した資源の配付ステータスが管理されていました。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
drmsrcvコマンドを実行した配下サーバで、複数のLANカードを搭載している場合に必要な、資源配付の自システム定義のノード名の設定を実施していないことが原因と考えられます。
drmsrcvコマンドを実行した配下サーバで自システム定義のノード名を設定していない場合、上位サーバで配下サーバのあて先システム定義に指定したノード名とは異なるIPアドレスまたはホスト名で、上位サーバに対して資源の取り出し要求が送信されることがあります。その場合、上位サーバは未定義の配下サーバから要求を受信したと判断し、新たにあて先システム定義を登録して、資源を配付・管理します。

[対処方法]
drmsrcvコマンドを実行する配下サーバで、資源配付の自システム定義のノード名に、上位サーバで配下サーバのあて先システム定義のノード名に指定したIPアドレスまたはホスト名を指定してください。資源の取り出し(配付)は完了していますので、上位サーバから配下サーバに対してオンライン検索を行い、配付ステータスを取得してください。

設定コマンドの例: drmsmdfy -a sys -s 自システム名 -k own -n 運用管理サーバで中継サーバのあて先システム定義のノード名に指定したIPアドレスまたはホスト名

詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
 Systemwalker Centric Manager V15.1.0 リファレンスマニュアル
  第1章 コマンドリファレンス
   1.2 コマンド
    1.2.71 drmsmdfy(DRMS管理ファイルの管理情報変更コマンド(サーバ用))
     1.2.71.3 システム定義の登録内容の変更

なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
製品・サービス区分 Systemwalker
製品・サービス情報
対象製品 Systemwalker Centric Manager
バージョン V15, V13, V12, V11
プラットフォーム Windows, Linux, Solaris
アンサー種別 運用/保守
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