Symfoware Serverのデータベースリストア後のレプリケーション失敗について
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- Symfoware Serverのストリーミングレプリケーション環境において、WALディレクトリ内のファイルを削除したあとに、pg_basebackupでリストアしたところ、「ファイル"pg_wal/xxx.history"をオープンできませんでした」というエラーとなりました。原因と対処方法を教えてください。
- [原因]
スタンバイサーバのインスタンスを起動しようとしたときに、必要なファイル (pg_wal/xxx.history) を取得できなかったことが原因です。
手動で必要なファイル (pg_wal/xxx.history) をプライマリサーバから削除するなどの操作が行われたあとに、pg_basebackupを実行した場合、スタンバイサーバのインスタンスを起動時にこのエラーが出力されます。
※ pg_walは、FUJITSU Software Symfoware Server V12.3.0/V12.4.0ではpg_xlogとなります。
[対処方法]
以下の手順でデータベースの復旧を実施してください。- プライマリサーバのインスタンスとスタンバイサーバのインスタンスを停止する。
- プライマリサーバのpostgresql.confファイルに、recovery_target_timeline = 'latest'を指定する。
- プライマリサーバのインスタンスを起動し、リカバリを実施する。
- スタンバイサーバのインスタンスを削除し、pg_basebackupによりスタンバイサーバを再作成する。
recovery_target_timelineの詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.6.0
PostgreSQL 12.7 Documentation (*1)
III. Server Administration
19. Server Configuration
19.5 Write Ahead Log
19.5.5. Recovery Target
pg_basebackupコマンドの詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.6.0
PostgreSQL 12.7 Documentation (*1)
VI. Reference
II. PostgreSQL Client Applications
pg_basebackup
recovery.confの詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.6.0
PostgreSQL 12.7 Documentation (*1)
VIII. Appendixes
M. Obsolete or Renamed Features
M.1 recovery.conf file merged into postgresql.conf
(*1)Solarisの場合は以下のマニュアルを参照してください。
PostgreSQL 9.6.2文書
III. サーバの管理
第27章 リカバリの設定
27.2. リカバリ対象の設定
PostgreSQL 9.6.2文書
VI. リファレンス
II. PostgreSQLクライアントアプリケーション
pg_basebackup
なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
製品・サービス区分 | Symfoware | ||||
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