Symfoware Serverにおいて、データベースサーバを再起動したあとの初回のデータ検索のレスポンスが遅い理由について
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- Symfoware Serverにおいて、データベースサーバを再起動したあとの初回のデータ検索のレスポンスが、2回目以降のデータ検索のレスポンスと比較して遅いです。原因と対処方法を教えてください。
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[原因]
初回のデータ検索では、テーブルやインデックスのデータ(ディスク上のデータ)を、格納媒体から共有バッファ(メモリ)に読み込みます。2回目以降のデータ検索では、共有バッファ(メモリ)にキャッシュされたデータを使用します。
そのため、初回のデータ検索は遅く、2回目以降のデータ検索は早くなります。
[対処方法]
業務開始時に、本原因に伴う性能影響を軽減する方法として、以下のような対処方法があります。
- データベースサーバの再起動後、業務を開始する前に、業務でよく使用するテーブルを検索しておく。
- データベースサーバの再起動後、業務を開始する前に、業務でよく使用するテーブルに対してpg_prewarm関数を実行しておく。
- データベースの格納媒体をI/O性能の高いもの(SSDなど)に変更する。
pg_prewarmの詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.6.0
PostgreSQL 12.7 Documentation (*1)
Part VIII. Appendixes
Appendix F. Additional Supplied Modules
F.27. pg_prewarm
(*1)Solarisの場合は以下のマニュアルを参照してください。
PostgreSQL 9.6.2文書
パート VIII. 付録
付録F 追加で提供されるモジュール
F.27. pg_prewarm
なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
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