Symfoware Serverの「ERROR: canceling autovacuum task」エラーについて
- Symfoware Serverで、「ERROR: canceling autovacuum task」というエラーになりました。原因と対処方法を教えてください。
- [原因]
自動バキュームの実行が、他のSQL文の実行と競合したためにキャンセルされたことが原因です。
競合したテーブルは、「ERROR: canceling autovacuum task」エラーの次の行に出力されるCONTEXTエラー情報(※)で確認することができます。また、競合したSQL文は、pg_stat_activityビューで確認することができます。
※postgresql.confのlog_error_verbosityパラメータに、DEFAULT、またはVERBOSEを指定している場合にのみ、以下のように出力されます。
CONTEXT: automatic vacuum of table "テーブル名"
[対処方法]
自動バキュームは自動で再実行されるため、再実行が正常に完了するのであれば、対処は不要です。
ただし、再実行も、当該エラーで継続して失敗する場合は、該当テーブルをアクセスする長トランザクションが存在しており、自動バキュームが動作できない状態が続いています。アプリケーションを見直し、長トランザクションを解消してください。
log_error_verbosityパラメータの詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.6.0
PostgreSQL 12.7 Documentation (*1)
Part III. Server Administration
Chapter 19. Server Configuration
19.8. Error Reporting and Logging
19.8.3. What to Log
(*1)Solarisの場合は以下のマニュアルを参照してください。
PostgreSQL 9.6.2文書
パート III. サーバの管理
第19章 サーバの設定
19.8. エラー報告とログ取得
19.8.3. 何をログに
自動バキュームの詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.6.0
PostgreSQL 12.7 Documentation (*2)
Part III. Server Administration
Chapter 24. Routine Database Maintenance Tasks
24.1. Routine Vacuuming
(*2)Solarisの場合は以下のマニュアルを参照してください。
PostgreSQL 9.6.2文書
パート III. サーバの管理
第24章 定常的なデータベース保守作業
24.1. 定常的なバキューム作業
pg_stat_activityビューの詳細は以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.6.0
PostgreSQL 12.7 Documentation (*3)
Part III. Server Administration
Chapter 27. Monitoring Database Activity
27.2. The Statistics Collector
(*3)Solarisの場合は以下のマニュアルを参照してください。
PostgreSQL 9.6.2文書
パート III. サーバの管理
第28章 データベース活動状況の監視
28.2. 統計情報コレクタ
なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
製品・サービス区分 | Symfoware | ||||
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製品・サービス情報 |
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アンサー種別 | 運用/保守 |