Symfoware Serverのデータベース多重化運用における切り替え発生後の復旧方法について
- Symfoware Serverのデータベース多重化運用において、プライマリサーバが切り替わって縮退運転になっています。復旧方法を教えてください。
- データベース多重化運用に戻すには、スタンバイサーバ(旧プライマリサーバ)を再構築する必要があります。
以下のマニュアルを参照して再構築してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.4.0
クラスタ運用ガイド
第5章 データベース多重化運用の異常時の対処
5.1 縮退運転になった場合の対処
5.1.1 切り替え発生後の縮退運転における運用操作
なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
[注意] pg_rewindコマンドを使用してスタンバイサーバを再構築する場合の注意事項
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pg_rewindコマンドの対象とするソースサーバとターゲットサーバのタイムラインIDが異なっている必要があります。しかし、プライマリサーバ(旧スタンバイサーバ)の昇格直後は、未適用の更新トランザクションログの適用処理とその後のチェックポイント処理によるタイムラインIDの更新処理が完了していないため、pg_rewindコマンドが実行できないことがあります。そのため、プライマリサーバ(旧スタンバイサーバ)で、未適用の更新トランザクションログがなくなり、タイムラインIDの更新が完了してからpg_rewindコマンドを実行してください。
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pg_rewindコマンドを実行したあと、以下を実施してください。
- スタンバイサーバ(旧プライマリサーバ)のpostgresql.confファイルに、スタンバイサーバ側に必要なパラメータを設定してください。
詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
FUJITSU Software Symfoware Server V12.4.0
クラスタ運用ガイド
第3章データベース多重化運用のセットアップ
3.4 スタンバイサーバのセットアップ
3.4.2 スタンバイサーバのインスタンスの作成・設定・登録
表3.3 設定するパラメータ
- スタンバイサーバ(旧プライマリサーバ)で、recovery.confファイルを作成してください。 -
pg_rewindコマンドの対象とするソースサーバとターゲットサーバのタイムラインIDが異なっている必要があります。しかし、プライマリサーバ(旧スタンバイサーバ)の昇格直後は、未適用の更新トランザクションログの適用処理とその後のチェックポイント処理によるタイムラインIDの更新処理が完了していないため、pg_rewindコマンドが実行できないことがあります。そのため、プライマリサーバ(旧スタンバイサーバ)で、未適用の更新トランザクションログがなくなり、タイムラインIDの更新が完了してからpg_rewindコマンドを実行してください。
製品・サービス区分 | Symfoware | ||||
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製品・サービス情報 |
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アンサー種別 | 運用/保守 |