Symfowareを強制停止する場合の注意事項について

Symfowareを強制停止する場合の注意事項はありますか?
Symfowareを停止させる場合、通常はrdbstopコマンドをパラメーター指定なしで実行しますが、何らかの原因でSymfowareを正常停止させることができない場合は、eオプションを指定してrdbstopコマンドを実行し、Symfowareを強制停止させることができます。
ただし、eオプションを指定してrdbstopコマンドを実行する場合には、以下の注意事項があります。

  • 実行中のアプリケーションおよびRDBコマンドが存在する場合は、それらの処理が強制的に終了されます。
    実行中の処理が未完了の状態で終了するため、再起動時のダウンリカバリーによる復旧が必要です。


  • Symfowareが動作中に使用していたOS資源(共用メモリ、セマフォなど)の回収は、rdbstopコマンドとは非同期にOSによって行われるため、rdbstopコマンドの処理が終了しても、OS資源の回収処理が完了していない場合があります。
    このため、rdbstopコマンドを実行した直後に、rdbstartコマンドを実行してSymfowareを起動しようとすると、以下のようなエラーメッセージが出力され、Symfowareを起動できない場合があります。

     -qdg02605i RDBIIの強制停止を開始します
     -qdg02606i RDBIIの強制停止が完了しました
     -qdg02600i RDBIIの起動を開始します
     -qdg02812u RDBIIシステムが運用中または起動/停止途中です


rdbstopコマンドを実行した直後にrdbstartコマンドを実行する場合は、正常終了するまで、再度rdbstartコマンドを実行してください。
なお、シェルやバッチで実行する場合は、rdbstartコマンドから返却される以下の終了ステータスで正常終了したかどうかを判定できます。

 0 : 正常終了
 0以外 : 異常終了

【ポイント】

  • eオプションは、やむをえない場合にだけ指定してください。通常は、アプリケーションおよびRDBコマンドの処理が終了したあとに、eオプションを指定しないでrdbstopコマンドを実行し、Symfowareを正常停止させるようにしてください。
  • Symfowareを強制停止させたあとに、Symfowareを再起動した場合、起動時にダウンリカバリー処理が行われるため、通常の起動よりも処理時間が長くなります。
  • Symfowareを正常停止させた場合は、OS資源の回収処理は同期をとって行われるため、直後にrdbstartコマンドを実行してもエラーメッセージが出力されることはありません。
製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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