PUBLIC権限ユーザーの権限制限について

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PUBLICに権限が与えられている状態で個々のユーザーの権限を制限できますか？

PUBLICに対して権限をあたえる設定と、個々のユーザーに対してそれぞれ権限をあたえる設定を、両方行うことはできます。しかし、個別に権限をあたえられたユーザーは、自分自身が持つ権限とともに、PUBLICにあたえられた権限も持っています。

たとえば以下のように、PUBLICに全権限（ALL PRIVILEGES）があたえられている状態で、ユーザーに個別の権限（SELECTなど）をあたえることはできます。

　GRANT ALL PRIVILEGES ON テーブル名 TO PUBLIC ;
　GRANT SELECT ON テーブル名 TO FUJITSU ;

この場合、ユーザー自身の持つ権限としてはSELECTだけに制限されていますが、PUBLICとしてすべての操作ができる権限もあたえられています。その結果、このユーザーの権限は制限されていません。

ユーザーごとに異なる権限を設定する必要がある場合は、PUBLIC は使用せずに、ユーザー個々に権限をあたえるか、ロールで権限のグループを作成するなどしてください。