「qdg13041i ダウンリカバリー処理が完了しました」の意味について

「qdg13041i ダウンリカバリー処理が完了しました」のメッセージはどのようなときに出力されますか?
Symfowareを運用中にOSやSymfowareがダウンした場合、ダウン後のSymfowareの再起動時に、自動的にダウンリカバリーが行われます。ダウンリカバリーが開始されると、以下のメッセージが出力されます。

 qdg02604i ダウンリカバリー処理を開始します

しかし、ダウンリカバリーが完了しても、完了を通知するメッセージは出力されません。ダウンリカバリーが完了してSymfowareが正常に起動されれば、起動が完了したことを通知するメッセージが出力されます。

「qdg13041i ダウンリカバリー処理が完了しました」というメッセージが出力されるのは、ロードシェア環境においてフラッシュトリートメントリカバリーを利用した場合です。フラッシュトリートメントリカバリーは、ロードシェア環境でのダウンリカバリーを高速に行う機構です。
フラッシュトリートメントリカバリーでは、TCP/IPを使用して運用中にデータベースの更新ログを待機ノードのメモリ上に逐次送信します。切替え事象が発生した場合、逐次送信していた待機ノードのメモリ上の更新ログを用いてリカバリーを行うことで、ログの読込みを必要としません。さらに、データベースへの反映を業務と並行してバックグラウンドで行うことで、大幅なダウンリカバリー時間の短縮を実現します。

フラッシュトリートメントリカバリー機能の利用時に、切替処理とダウンリカバリー処理が非同期に実施された際、ダウンリカバリーの完了を通知するために、「qdg13041i ダウンリカバリー処理が完了しました」のメッセージが出力されます。

製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
このページの先頭へ