Symfowareを強制停止した場合の挙動について

rdbstop -eコマンドを使用してSymfowareの強制停止を行っても、データが壊れることはありませんか?
Symfoware Serverを強制停止しても、データベースのデータが壊れることはありません。
Symfoware Serverを強制停止すると、そのとき実行中だったトランザクションも強制停止されます。コミットもロールバックもされていないため、トランザクションの結果が不確定な状態になります。また、バッファ上にあってまだディスクに書き込まれていなかったデータが消滅します。したがって、Symfowareを強制停止した時点では、データベースのデータは不整合な状態になっています。
Symfoware Serverが再起動されたとき、起動処理のなかで自動的にダウンリカバリーという処理が実行されます。ダウンリカバリーは、データベースのデータが不整合な状態を解消する処理を行います。ダウンリカバリーが終了すると、Symfoware Serverの起動処理が完了します。

Symfoware Serverはダウンリカバリーを行うために、テンポラリログに記録された更新ログを使用します。バッチ業務中など、リカバリーを適用しない運用を行っている場合や、rdbsloaderなどログを出力しないコマンドの実行中は、更新ログが記録されません。その状態で強制停止を行うと、再起動時のダウンリカバリーを行うことができません。その場合、ダウンリカバリーができなかったDSIは、アクセス禁止状態になります。
ダウンリカバリーができないDSIがあっても、他のDSIについてはダウンリカバリーが続行され、Symfoware Serverの起動処理は行われます。
アクセス禁止状態になったDSIについては、個別にリカバリーを行ってください。

製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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