アーカイブログが満杯になった場合の対処方法について

アーカイブログが満杯になった場合の対処方法を教えてください。
すべてのアーカイブログが満杯になると、データベースの更新操作ができません。すべてのアーカイブログが満杯になることがないよう、適切なバックアップ運用を行ってください。

アーカイブログが満杯になった場合は、rdblogコマンドを用いて、アーカイブログの追加、退避、破棄のどれかの操作を行い、使用可能な空きのアーカイブログファイルを作成してください。空きのアーカイブログファイルを用意することにより、データベース更新時の更新ログの保存が可能となり、更新操作ができます。
ただし、適切なバックアップを行っていないと、アーカイブログを破棄することでデータベースの最新状態へのリカバリーができません。まちがって必要なアーカイブログを破棄しないよう、注意してください。

一つのアーカイブログファイルが満杯になると、Symfowareは自動的に、次のアーカイブログファイルへの切り替えを行います。すべてのアーカイブログファイルが使用済みで、切り替えるアーカイブログファイルがない場合、データベースの更新操作が待ち状態になるか、またはエラーになります。待ち状態とエラーのどちらになるかは、「動作環境ファイル」の「ARC_FULL」パラメーターで指定できます。

  • ARC_FULL=WAITを指定した場合
    空きのアーカイブログファイルが用意されるまで、データベースの更新処理は待ち状態になります。

  • ARC_FULL=RETURNを指定した場合
    データベースの更新処理がエラーになります。このとき、JYP5071Eのエラーメッセージが出力されます。


※ARC_FULLの指定を省略した場合、9.2.0以前はWAIT、V10.0.0以降はRETURNが指定されたとみなします。

アーカイブログの空きがなくて更新処理が待ち状態になった場合、特にメッセージで通知されることもないため、アプリケーションが無応答状態になったかのように見えます。それを避けるため、ARC_FULL=RETURNを設定することを推奨します。
なお、すべてのアーカイブログファイルが満杯になったときに、自動的にアーカイブログの追加や破棄を行う機能はありません。

製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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