Symfoware Serverのrdbrcvdicコマンドまたはrdbrcvコマンド実行時のqdg13528eのエラーについて

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rdbrcvdicコマンドまたはrdbrcvコマンドを実行すると、「qdg13528e:内容が不完全であるため DSI's*.t*'の復元に失敗しました u*」というエラーになりました。原因と対処方法を教えてください。
[原因] 以下のいずれかが原因です。
  1. 以下のrdbdmpdicコマンドで取得したバックアップデータを使用して、rdbrcvdic(-ddlオプション無し)を実行した
    1. 別のRDBシステムで取得したバックアップデータ
    2. 初期化されていないDSIが存在する状態で取得したバックアップデータ
  2. 2)DSIが初期化されていない状態で、rdbrcvコマンド(-Dオプション指定有り)を実行した

[対処方法]
それぞれ、以下の対処を実施してください。

[原因1)-a)の対処]
  • Active DB Guardを利用していない場合
    rdbdmpdicコマンドで取得したバックアップデータは、同一のRDBシステムへの復元を目的としたものです。同一RDBシステムで取得したバックアップデータを使用してください。
    ※別のRDBシステムへデータ移行する場合は、以下の手順で移行してください。
    1. 移行先のRDBシステムにて、rdbddlexコマンドで移行元と同じデータベース定義を実施する
    2. 移行元のRDBシステムにて、rdbunlコマンドでDSIのデータをファイルに出力する
    3. 移行先のRDBシステムにて、2)で出力したファイルを使用してrdbsloaderコマンドでDSIにデータをロードする

  • Active DB Guardを利用している場合
    Active DB Guardのセットアップ時のデータベース環境の複写操作にて発生した場合は、以下のセットアップ手順が誤っています。
     - 複写元システムにて、定義されているすべての表のDSIのバックアップデータを取得していない
     - 複写先システムにて、rdbrcvdicコマンド(-ddlオプション指定無し)を実行している

[原因1)-b)、原因2)の対処]
  1. Symfoware/RDBが起動されていない場合、Symfoware/RDBを起動してください。
  2. qdg13528eメッセージ中に出力されたDSIに対して、rdbfmtコマンドで初期化するか、rdbsloaderで創成してください。

詳細は以下のマニュアルを参照してください。
 Symfoware Server V12.2.0 RDB運用ガイド
  第11章 異常時の運用

 Symfoware Server V12.2.0 コマンドリファレンス
  第2章 RDBコマンド

 Symfoware Active DB Guard V12.2.0 設計・セットアップガイド
  第2章 セットアップ
   2.11 データベース環境の複写

なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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