Symfoware Serverのバージョンアップ/レベルアップによるアクセスプランの変更について

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Symfoware Serverの古いバージョンレベルと新しいバージョンレベルで同じSQL文を実行すると、異なるアクセスプランでSQL文が実行され、新しいバージョンレベルのレスポンス性能の方が遅くなっています。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
以下の原因が考えられます。

1) 古いバージョンレベルの環境と新しいバージョンレベルの環境で、アクセスプランを決定する要素の指定内容が異なる
 < アクセスプランを決定する要素 >
  1. SQL文
  2. 最適化情報
  3. 定義情報
  4. 動作環境ファイルのパラメタの値
  5. 独立性水準、イルシデーションロック
  6. ASSIST指定(V10.0.0以降)

2) バージョンレベル間での非互換の影響で、異なるアクセスプランが選択された
 < 関連する非互換 >
  1. OR結合した条件から作成するアクセスプラン(V10.1.0からV11.0.0にかけての非互換)
  2. 非活性状態のインデックスDSIの参照(V9.1.1からV9.2.0にかけての非互換)

[対処方法]
1) に示した要素の指定内容に差異がある場合は、同じ値を指定してください。
詳細は、以下のマニュアルを参照してください。

 Symfoware Server V12.1.0 RDB運用ガイド
  4.2 最適化情報の更新
   8.1 データベースの定義情報の取得

 Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(共通編)
  1.1.3.2 独立性水準
   付録B 動作環境ファイルのパラメタ一覧

 Symfoware Server SQLリファレンス 全般

2) に示した非互換に該当する場合は、以下のマニュアルを参考に、動作環境ファイルのパラメタの設定値を見直してください。

 Symfoware Server V12.1.0 アップデート情報
  2.20 OR結合した条件から作成するアクセスプランの改善
  2.40 非活性状態のインデックスDSIの参照

 Symfoware Server チューニングガイド
  2.2.2 SQL文のアクセスプランと実行状態の内訳を表示する

なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows,Solaris,Linux
アンサー種別 設計/開発
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