Symfoware Serverのクラスタ切替え時のJYP2023Eエラーについて

クラスタ切替え後にデータベースにアクセスすると、「JYP2023E 現コネクションが存在しません」というエラーになりました。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
JYP2023Eのメッセージが出力された原因は、以下のいずれかの可能性があります。
 (a)現コネクションが存在しない状態で、DISCONNECT文が実行された場合。
 (b)現コネクションが存在しない状態で、その他のSQL文が実行された場合。

また、クラスタ切替えが発生した場合、それ以前に接続していたデータベースのコネクション資源はすべて回収されます。このため、クラスタ切替え後にアプリケーションからSQL文を発行した場合、コネクション(通信路)が切断されているため、アプリケーションにエラー復帰します。
 ・「JYP1006E:データ受信中にサーバとの通信が切断されました.」
 ・「JYP2023E:現コネクションが存在しません.」

[対処方法]
クラスタ環境では、アプリケーションで運用系のデータベースに対してコネクションの再接続を行う必要があるため、Connection Managerの利用を推奨します。

Connection Managerを利用したアプリケーションの作成方法については以下のマニュアルを参照してください。

  Symfoware Server V11.1.0 Connection Managerユーザーズガイド
    第1章 Connection Managerとは
      1.3 Connection Managerの機能
    第5章 アプリケーションの作成
      5.2 アプリケーション作成時の注意事項
      5.3 アプリケーション作成例

<Javaアプリケーションを利用されている場合の留意点>
  回収されたコネクション資源に対するコネクションオブジェクトは、アプリケーションから利用(再接続)することはできません。コネクションオブジェクトを一旦クローズした後、再度getConnectionで接続してください。

なお、上記以外の製品バージョン/レベルについては、該当するマニュアル箇所を参照してください。
製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 設計/開発
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