Symfoware Serverのネーミングサービスのポート番号について

JDBCデータソースを利用したJavaアプリケーションが、V9までのバージョンでは正常終了するのですが、V10ではデータソースが見つからないというエラーになります。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
ネーミングサービスの起動時に設定するポート番号と、アプリケーションの中で指定するネーミングサービスのポート番号が違っている可能性があります。

アプリケーションの中でネーミングサービスに接続する際のポート番号を省略した場合は、省略値は10326になります。

Symfoware Server V9までは、JDBCネーミングサービスが使用するポート番号のデフォルトは10326になっています。
デフォルトの設定の場合は、問題なくネーミングサービスを利用できます。
Symfoware Server V10 では、JDBC3.x対応ドライバおよびJDBC4.x対応ドライバ利用時に、JDBCのネーミングサービスで使用するポート番号のデフォルトが10326から26600に変更されています。このため、デフォルト(26600)の値で設定を行っていると、ポート番号の不一致により JDBCデータソースを参照できずにエラーになります。


[対処方法]
問題を回避するためには、以下のいずれかの方法でネーミングサービスのポート番号を一致させてください。
  • アプリケーションの中で、ネーミングサービスに接続する際のポート番号を明示する。

  • ネーミングサービスの起動時に指定するポート番号を、アプリケーションの省略値である10326とする。ただし、10326のポート番号をOSや他のアプリケーションで使用されていないことが前提となります。

製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 技術サポート
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