Symfoware ServerのCOMMUNICATION_BUFFER値の見積りについて

動作環境ファイルのCOMMUNICATION_BUFFERの設定値はどのように見積ればよいですか?
COMMUNICATION_BUFFERは、アプリケーションとDBサーバ間の通信用のメモリです。指定サイズが実際の通信回数に影響します。
例えば検索結果が10キロバイトで、COMMUNICATION_BUFFERが1キロバイトの場合、通信回数が10回になります。COMMUNICATION_BUFFERが10キロバイトであれば、1回となります。このため、通信サイズ(SQL文+データサイズ、検索結果など)の最大値を設定すれば、最も通信効率がよくなります。

実際には通信データに管理情報が含まれるため、アプリケーション実行中にrdbpsコマンドのsオプション(SQL情報)を採取し、以下の要求回数と実通信回数を比較してチューニングしてください。

 Com(Req/Real) 
  通信回数 (通信要求回数/実通信回数)

 Fet(Req/Real) 
  データ返却通信回数 (データ返却要求回数/実データ返却通信回数)

なお、COMMUNICATION_BUFFERのようにアプリケーションとの接続ごとに使用するメモリを増やした場合、接続数が大きくなった場合にメモリが足りなくなることがあります。その場合はメモリの設定を見直したり、接続数を減らすなどの調整を行ってください。

製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品 Symfoware Server (Native Interface)
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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