Symfoware Active DB Guardのrdbbcrefコマンドが遅い原因について

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Symfoware Active DB Guardのrdbbcrefコマンドに時間がかかりました。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
以下の条件下では、複写先データベースへのRERUNログの反映において、空きページの検索が大量に発生するため、rdbbcrefコマンドに時間がかかる場合があります。
 a) Symfoware Active DB Guardの複写元データベースの表のDSO定義に、PRECEDENCE(1)を指定している。かつ、
 b) a)のDSOに属するDSIに対し、1トランザクションで大量のUPDATEを発行する。かつ、
 c) b)のDSIに対応するSymfoware Active DB Guardの複写先データベースのDSIにおいて、使用中ページに対するデータの格納されている領域の割合が80%(※1)より低い。
 ※1:rdbudsiコマンドで確認できます。システム構成などに依存するため、あくまでも参考値です。

[対処方法]
以下の対処を検討してください。
 a) 大量のUPDATEを発行する前に、Symfoware Active DB Guardの複写先データベースに対し、rdbgcdsiコマンドを実行し、DSIの再編成を行う。
 b) 大量のUPDATEを発行する場合、複数のトランザクションに分散させる。

[補足]
Symfoware Active DB Guardの複写元データベースがLinkexpress Replication optionの複写先データベースの場合、Linkexpress Replication optionの複写元データベースに対するUPDATEの発行が、1トランザクションで少量であったとしても、そのトランザクションが大量に発生すると、本事象が発生する場合があります。

上記の対処方法に加え、以下の対処も検討してください。
  • 表単位レプリケーションの場合
    格納イベント用シェルスクリプトにて、環境変数LXDBCOMMITに、複写元データベースに対する1トランザクション当たりの更新レコード件数より少ない値を指定してください。
  • グループ単位レプリケーションの場合
    Linkexpress Replication optionの動作環境ファイルに、REP_EACHCMT=ONを指定してください。
製品・サービス区分 Symfoware
製品・サービス情報
対象製品Symfoware Active DB Guard (Native Interface)
プラットフォームSolaris,Linux
アンサー種別 運用/保守
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