NetCOBOL V9.0で作成したリモート開発用MAKEファイルを使用して、NetCOBOL V10の NetCOBOL Studioでビルドすると、エラーメッセージは表示されないのですが、実行ファイル(.EXE)が生成されません。

NetCOBOL V9.0で作成したリモート開発用MAKEファイルを使用して、NetCOBOL V10の NetCOBOL Studioでビルドすると、エラーメッセージは表示されないのですが、実行ファイル(.EXE)が生成されません。
NetCOBOL V10.0.0以降のNetCOBOL StudioでMAKEファイルを再生成、または、既存のMAKEファイル中のLDFLAGSマクロに定義されている「BUFFEROVERFLOWU.LIB」を削除して、ビルドしてください。

以下の組み合わせでクライアント側NetCOBOLのNetCOBOL Studioで生成したMAKEファイルは、本製品で使用するとリンクに失敗することがあります。
サーバ側NetCOBOL クライアント側NetCOBOL
NetCOBOL V9.0L10 NetCOBOL V9.0L10 または NetCOBOL V9.0L20

なお、以下の条件で生成したMAKEファイルは、そのまま使用することができます。
  • ターゲットがダイナミックリンクライブラリ(DLL)である。
    かつ、
  • Cランタイムライブラリを使用していない。

NetCOBOL Studioで生成したMAKEファイルのビルド結果は、サーバ側とクライアント側のNetCOBOLの組み合わせで、以下のようになります。
クライアント製品
NetCOBOL V9.0L10 NetCOBOL V9.0L20 NetCOBOL V10.0.0以降
サーバ製品 NetCOBOL V9.0L10 あり あり あり
NetCOBOL V10.0.0以降 なし なし あり

また、Interstage StudioのCOBOLリモート開発でも、同様の問題が発生します。既存のMAKEファイル中のLDFLAGSマクロに定義されている「BUFFEROVERFLOWU.LIB」を削除し、ビルドしてください。
Interstage Studioで生成したMAKEファイルのビルド結果は、サーバ側のNetCOBOLの組み合わせで、以下の表のようになります。
クライアント製品
Interstage Studio V9.0.0 Interstage Studio V9.0.1 Interstage Studio V9.1.0
サーバ製品 NetCOBOL V9.0L10 あり あり あり
NetCOBOL V10.0.0以降 なし なし なし
製品・サービス情報
対象製品NetCOBOL
プラットフォームWindows Itanium
アンサー種別 設計/開発
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