固定小数点の演算結果について

固定小数点の演算結果は、異なるプラットフォームへCOBOLプログラムを移行した場合でも一致しますか?
固定小数点の演算結果は、異なるプラットフォームへCOBOLプログラムを移行した場合でも一致します。
COBOLは桁数を意識したプログラミング言語です。桁数を正しく取り扱うプログラムは、異なるプラットフォームへCOBOLプログラムを移行した場合でも、固定小数点の演算結果は保証されます。 しかし、桁数を正しく取り扱えないプログラムの場合、固定小数点の演算結果が一致しない場合があります。桁数を正しく取り扱えないプログラムは以下があります。
  • 桁あふれが発生し、算術文にON SIZE ERROR指定もNOT ON SIZE ERRORも書かれていない場合

  • 中間結果(注1)が30桁を超える場合(注2)


注1) 算術文、算術式および関数の値を求めるときに発生する一時的な演算結果を、「中間結果」といいます。
注2) 中間結果が30桁を超える可能性がある場合、COBOLプログラムの翻訳時に重大度コードが「W」(WARNING)のメッセージが出力されます。
製品・サービス情報
対象製品NetCOBOL
プラットフォームWindows x86, Windows x64, .NET, Solaris, Linux x86, Linux Intel64, Linux Itanium
アンサー種別 技術サポート
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