PowerFORMでビットマップデータを定義、出力する方法を教えてください。

PowerFORMでビットマップデータを定義、出力する方法を教えてください。
PowerFORM/MeFtでは、帳票上にビットマップ形式などのデータを出力して印刷する場合には、帳票定義体上に可変的なデータとして定義する方法と、オーバーレイ定義体上に固定的なデータとして定義する方法があります。
  • 帳票定義体は、項目制御部が5Byte(共用しない)で保存されています(項目制御部の設定・変更はできません)。
  • MeFtで扱えるデータは、拡張子がBMPのビットマップ形式のデータの他に、OLEオブジェクト、拡張子がJPG、JPEG、JPEまたはJFIFのデジタル静止画面圧縮形式(JPEG形式)のデータ、拡張子がTIFまたはTIFFのTIFF形式のデータ、および拡張子がPNGのPNG形式のイメージデータを扱えます。

 - JPEGデータは、MeFt V5.0L10以降 でサポートしています。
 - TIFFデータは、MeFt V6.1L20以降 でサポートしています。
 - PNGデータは、MeFt V7.0L10以降 でサポートしています。

■帳票定義体の場合
PowerFORMでは、以下を定義します。
  1. [項目挿入]ツールバーの[組込みメディア項目]ボタン、または[挿入]メニューの[項目]から[組込みメディア項目]を選択し、編集領域をドラッグして組込みメディア項目を定義します。
    → 帳票レイアウト領域には、「Visual」という単語で埋められた矩形が表示されます。

  2. 組込みメディア項目をダブルクリックし、プロパティで、項目長、サイズ、クリッピング、中央配置などを設定します。
    このとき、項目長には、指定するファイル名の長さを指定します。

MeFtを使用して実行する場合には、利用者プログラムを次のように記述します。

■BMP形式の場合
  1. 項目の表示属性の設定で、組込みメディア項目の項目制御部に「ビットマップを出力する」を設定します。

  2. 表示に使用するレコードの組込みメディア項目部にファイル名を書き込みます。

  3. パーティション出力で出力する組込みメディア項目名を含むパーティション項目群名を指定し出力します。

■OLEオブジェクトの場合
  1. 項目の表示属性の設定で、組込みメディア項目の項目制御部に「OLEオブジェクトを出力する」を設定します。

  2. 表示に使用するレコードの組込みメディア項目部にOLE連携するオブジェクトファイル名を書き込みます。

  3. パーティション出力で出力する組込みメディア項目名を含むパーティション項目群名を指定し出力します。

■PEGデータの場合
  1. 項目の表示属性の設定で、組込みメディア項目の項目制御部に「JPEGデータを出力する」を設定します。

  2. 表示に使用するレコードの組込みメディア項目部にJPEGオブジェクトファイル名を書き込みます。

  3. パーティション出力で出力する組込みメディア項目名を含むパーティション項目群名を指定し出力します。

■TIFFデータの場合
  1. 項目の表示属性の設定で、組込みメディア項目の項目制御部に「TIFFデータを出力する」を設定します。

  2. 表示に使用するレコードの組込みメディア項目部にTIFFファイル名を書き込みます。

  3. パーティション出力で出力する組込みメディア項目名を含むパーティション項目群名を指定し出力します。

■PNGデータの場合
  1. 項目の表示属性の設定で、組込みメディア項目の項目制御部に「PNGデータを出力する」を設定します。

  2. 表示に使用するレコードの組込みメディア項目部にPNGファイル名を書き込みます。

  3. パーティション出力で出力する組込みメディア項目名を含むパーティション項目群名を指定し出力します。

なお、MeFtを使用した帳票出力時の注意事項は、以下のとおりです。
  • 組込みメディア項目は不透過で出力されます。そのため、オーバーレイ、網掛け、罫線と組込みメディア項目が重なっている場合、重なっている部分は出力されません。
  • PowerFORMで作成した帳票定義体の場合は、改ページ処理が不要です。

■オーバーレイ定義体の場合
PowerFORMでは、以下を定義します。
  1. ペイントなどのグラフィックエディタでビットマップデータを開きます。

  2. そのビットマップデータをクリップボードにコピーします。

  3. PowerFORMに切り替えて、[図形挿入]ツールバーの[イメージ]ボタン、または[挿入]メニューの[オーバーレイ]から[イメージ]を選択します。

  4. 帳票レイアウト領域でドラッグし、そのビットマップデータを希望する位置およびサイズに貼り付けます。
  5.  → ビットマップデータがイメージとして挿入されます。

■ヒント
  • クリップボードにビットマップデータをコピーしたあと、PowerFORM に切り替えて[編集]メニューから[貼り付け]を使用すると、ビットマップデータをオーバーレイのイメージとして帳票に直接貼り付けられます。この方法でビットマップデータを挿入する場合には、貼り付け後にイメージのサイズを変更する必要があります。
  • 手順の3)、4)だけを実行してからイメージのプロパティを表示して、[ファイルから読込み]ボタンをクリックすると、ビットマップデータを読み込むこともできます。

■関連情報FAQ
FORMでビットマップデータを定義、出力する方法を教えてください。
製品・サービス区分 NetCOBOL
製品・サービス情報
対象製品NetCOBOL
バージョン
プラットフォームWindows (x86), Windows Linux Solaris (.NET)
アンサー種別 技術サポート
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