Linkexpressでは複数の圧縮方式が提供されていますが、推奨する圧縮方式を教えてください。

複数の圧縮方式が提供されていますが、推奨する圧縮方式を教えてください。
圧縮を行う場合、「転送非連動」で「SLCA」を推奨します。

データ圧縮機能は、データの転送時間を短縮することが目的です。データ圧縮、伸長の処理速度より転送速度の方が遅い回線をご利用の場合に指定してください。また、転送するデータがすでに圧縮されている場合は、データ圧縮を行わないで転送してください。なお、データ送信側で圧縮し、データ受信側で伸長するため、双方システムともCPU使用率に十分な空きが必要です。事前にCPU使用率を検証されることを推奨します。


データ圧縮の手順として、以下の2種類があります。
  • 転送非連動(圧縮ユーティリティのコマンドを利用)

  • 転送連動


推奨する手順としては「転送非連動」です。「転送連動」の場合は転送データのバッファ単位で圧縮/伸長を繰り返す必要があり、「転送非連動」の方が圧縮/伸長時のバッファを効率よく使用できます。また、「転送連動」はFTP+またはHICSプロトコルに限定されますが、「転送非連動」はプロトコル無依存でありファイル転送プロトコルに関係なく利用できます。ただし、「転送連動」はファイル転送依頼の1手順で圧縮/伸長できますが、「転送非連動」は送信要求前に圧縮処理を行いファイル転送完了後に受信側で伸長処理を行う必要があり手順数が多くなります。

圧縮方式は、以下の種類があります。推奨する圧縮方式は「SLCA」です。


<転送非連動・転送連動(FTP+)>
  • SLCA(FLDCの性能向上版)

  • FLDC1(圧縮率優先)

  • FLDC2(処理速度優先)


<転送連動(HICS)>
  • タイプ1(通信バッファ長より大きいレコード長のデータ転送が不可)

  • タイプ2(通信バッファ長より大きいレコード長のデータ転送が可)

製品・サービス区分 Linkexpress
製品・サービス情報
対象製品 Linkexpress
バージョン V5, V4, V3
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux, HP-UX, AIX
アンサー種別 技術サポート
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