Linkexpressにおいて、起動側と応答側のファイル転送多重度は同じ値を定義しているにもかかわらず、連続してファイル転送すると応答側で多重度オーバーを検出することがあります。

起動側と応答側のファイル転送多重度は同じ値を定義しているにもかかわらず、連続してファイル転送すると応答側で多重度オーバーを検出することがあります。原因と対処方法を教えてください。
[原因]
多重度は、転送処理のコネクション数でカウントしていません。多重度をカウントアップするタイミングは、転送処理を受け付けた時点です。また、多重度をカウントダウンするタイミングは、転送処理で使用したリソースの開放後です。
このため、転送処理の起動側利用者が転送完了を認識したタイミングでは、応答側はリソース開放できておらず多重度がカウントダウンできていないことがあります。このタイミングで、起動側から続けて転送要求を発行すると応答側では多重度オーバを検出します。

[対処方法]
多重度の見積り方法としては、起動側:1に対して、応答側:2の採用を推奨します。なお、多重度数が大きい場合は、応答側多重度は起動側多重度×1.5 などの値を採用してください。

製品・サービス区分 Linkexpress
製品・サービス情報
対象製品 Linkexpress
バージョン V5, V4, V3
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux, HP-UX, AIX
アンサー種別 技術サポート
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