Interstage Navigator Serverにおいて、Webコンポーネントのカタログ管理機能で使用する、カタログ管理者を変更する手順を教えてください。
- Webコンポーネントのカタログ管理機能で使用する、カタログ管理者を変更する手順を教えてください。
- Windows版のWebコンポーネントのカタログ管理機能では、カタログ管理者を以下の手順で削除します。
【カタログ管理者を削除する前に行う作業】
削除するカタログ管理者以外に1名以上管理者が登録されていることを確認してください。
また、Navigatorサーバの辞書運用で部門辞書運用を行っている場合、部門ごとに管理者が登録されている必要があります。
注)利用者の削除に伴い、カタログ資源を削除する手順を説明しています。カタログ資源を削除せず、継続して利用する場合は、カタログ資源作成者情報の変更を先に行ってください。
カタログ資源作成者情報の変更手順は、「Interstage Navigator Serverにおいて、カタログ管理機能を利用している利用者のユーザ名を変更する手順について教えてください。」を参照してください。
なお、ここでは、Navigatorサーバから利用者を削除する手順の詳細は説明していません。
【カタログ管理者を削除する作業】
- 削除するカタログ管理者のカタログ資源(問い合わせおよびフォルダ)の確認
1)カタログ資源作成者情報の採取
以下のように、wsresourcetoolコマンドでカタログ資源作成者情報を任意のファイル(<資源情報ファイル>)に出力します。
例) WebコンポーントインストールディレクトリがC:\NAVIWC、<資源情報ファイル>がC:\TEMP\RESOURCE.TXTの場合
> cd C:\NAVIWC\bin
> wsresourcetool -export -a -o -n -l C:\TEMP\RESOURCE.TXT
2)削除するカタログ管理者が作成したカタログ資源の調査
出力された資源情報ファイルに記載されているカタログ資源作成者情報をテキストエディタなどを利用して確認します。
カタログ資源作成者情報が、削除するカタログ管理者名となっている箇所を検索します。
検索する箇所 「owner.target.account=<削除するカタログ管理者名>」
一致した箇所の「reserved.target.name=」でカタログ資源の名前を、「reserved.target.type=」でカタログ資源の種類(FOLDER:フォルダ、QUERY:問い合わせファイル)を確認することができます。
3)削除するカタログ管理者に権限が付与されているカタログ資源の確認
2)と同様に、削除するカタログ管理者に権限が付与されている箇所を検索します。
検索する箇所 「authority.target.account=ADD,<権限>,USER,<削除するカタログ管理者名>」
一致した箇所の「reserved.target.name=」でカタログ資源の名前を確認することができます。 - 削除するカタログ管理者のカタログ資源の削除、権限の削除
1)カタログ管理ツールへのログイン
ブラウザから、カタログ管理ツールにログインします。
2)カタログ資源の削除
調査したカタログ資源(問い合わせおよびフォルダ)を削除します。
3)カタログ資源の権限の削除
権限を付与されているカタログ資源から、カタログ資源の権限を削除します。
カタログ資源を選択し、[詳細]タブを開き、[セキュリティ設定]の[設定ユーザ/グループ一覧]から、削除するカタログ管理者名を移動します。
[設定ユーザ/グループ一覧]にカタログ管理者名が表示されていない状態が、権限が付与されていない状態です。
4)削除するカタログ管理者が、スケジュール設定を行っている場合は、別のカタログ管理者でスケジュール設定行ってください。 - Webコンポーネントの停止
1)Webコンポーネントのワークユニットの停止
Interstage Application Serverの管理コンソールでWebコンポーネントのワークユニットを選択し[停止]ボタン押下して停止します。
2)カタログの停止
Windows OSのサービス操作画面で「Interstage Navigator Web Component」サービスを停止します。 - カタログ管理者の定義ファイルの変更
1)user.lstファイル(格納場所: <Webコンポーネントインストールディレクトリ>\conf\user.lst)
テキストエディタなどで、すでに登録されているカタログ管理者のユーザ情報を削除します。
以下は、カタログ管理者の定義文です。以下の単位で削除してください。
「ユーザ名」:
ID=「ユーザID」
TYPE=USER
ADMINISTRATOR=YES
COMMENT=「コメント」
FUNCTIONALPRIVILEGE=CATALOG
SERVICEPRIVILEGE=AUTHENTICATION,AUTHORIZATION,CATALOG,CUBE,DIRECTORY,EVENT,OLAP,SCHEDULER
2)update.defファイル(格納場所: <Webコンポーネントインストールディレクトリ>\bin\update.def)
テキストエディタなどで、すでに登録されているカタログ管理者の定義を削除してください。
以下は、カタログ管理者の定義文です。以下の単位で削除してください。
「ユーザ名」
{
access[*](255,REPLACE);
access[SCHEDULER,DIRECTORY,CONNECTIONS,ADDRESSBOOK](127,REPLACE);
access[SCHEDULE_SETTINGS](3,REPLACE);
access[NOTIFICATION_SETTINGS](3,REPLACE);
}
3)update.defファイルのコンパイル
修正したupdate.defファイルをコンパイルし、wspolicy.obsファイルを作成します。
コンパイルする前にInterstage Application ServerのJDKの環境が設定されていることをsetコマンドで確認してください。
例) 環境変数JAVA_HOME、PATHにJDK5の環境が指定されている場合
手順1:環境変数の確認
> set
> JAVA_HOME=C:\Interstage\JDK5
> PATH= C:\Interstage\JDK5\bin;~(省略)~
手順2:update.defのコンパイル
> cd <Webコンポーントインストールディレクトリ>\bin
> java -classpath . commserver.utility.policytool.wspolicytool -make update.def
Reading from file update.def.......
Parsing finished successfully.......
Output file wspolicy.obs generated successfully.......
4)ファイルの改名
出力されたwspolicy.obsをupdate.obsに改名します。
update.obsがすでにある場合、事前に削除しておく必要があります。
例)
> del update.obs
> rename wspolicy.obs update.obs - Webコンポーネントの起動
1)カタログ管理機能の起動
Windows OSのサービス操作画面で「Interstage Navigator Web Component」サービスを開始します。
2)Webコンポーネントのワークユニットの起動
Interstage Application Serverの管理コンソールでWebコンポーネントのワークユニットを選択し、[起動]ボタンを押下して停止します。
3)wsrefreshuserコマンドの実行
Navigatorサーバで実施したユーザ削除情報をカタログ機能に反映します。
<Webコンポーネントインストールフォルダ>\bin\wsrefreshuser
- 削除するカタログ管理者のカタログ資源(問い合わせおよびフォルダ)の確認
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