Interstage Job Workload Serverにおいて、BTFW55054のメッセージが出力されて、イニシエータが停止できません。

Interstage Job Workload Serverのよくあるご質問を検索できます。

BTFW55054のメッセージが出力されて、イニシエータが停止できません。原因と対処方法を教えてください。

メッセージ例

• 標準出力･標準エラー出力
  FSP_INTS-JOB_BTFW: ERROR: 55054: Active job exists.


• システムログ(Windowsの場合はイベントログ)
  ufs: [ID 845546 kern.notice] NOTICE: alloc: /wu: file system full
  OD_start[23103]: [ID 533092 daemon.notice] UX:OD: INFO: od10301:Process 25426(/opt/FJSVibs/bin/apfwacntmain default ADBG00000004_CWU ADBG00000004_CSTEP) has vanished.
  ～
  extp_is[23186]: [ID 702911 daemon.error] UX:extp: ERROR: EXTP4915: The execution base for asynchronous application failed to restart automatically: WU=ADBG00000004_CWU DEST=ADBG00000004_CSTEPdest PID=25446 SYSTEM=td001
  extp_is[23186]: [ID 702911 daemon.warning] UX:extp: WARNING: EXTP4390: The WorkUnit degeneration operation will commence: WU=ADBG00000004_CWU SYSTEM=td001

［原因］
バッチワークユニットが縮退運用中状態になっていることが原因です。

バッチワークユニットでは、バッチアプリケーションの実行中に異常が発生して、バッチアプリケーションのプロセスが停止すると、停止したプロセスの自動再起動を行います。しかし、この再起動に失敗することによって、バッチワークユニットが縮退運用中状態（EXTP4390）になります。

［対処方法］
以下の対処を実施してください。

1. バッチワークユニットが縮退運用中状態になった原因の対処
   バッチアプリケーションのプロセスの自動再起動が失敗した原因を取り除きます。
2. バッチワークユニットの状態確認
   islistwuコマンドで、対象のバッチワークユニットの“status”が“degenerate”（縮退運用中状態）であることを確認します。
3. バッチワークユニットのジョブの多重度の復元
   バッチワークユニットのジョブの多重度の復元を行って対処します。
   isrecoverwuコマンドで、縮退運用中状態のバッチワークユニットのジョブの多重度が元に戻ります。