Interstage Application Serverでは、Windowsサーバで作成したIJServerの定義ファイルをSolarisに流用することはできますか?

Windowsサーバで作成したIJServerの定義ファイルをSolarisに流用することはできますか?
異なるサーバOS間で、IJServerワークユニットの定義を流用することができます。
作成済みのIJServerワークユニットの設定情報を、isj2eeadmin ijserver -eコマンドを使って、xmlファイルに抽出します。抽出した定義ファイルに必要な変更を行ってから、流用先のサーバでisj2eeadmin ijserver -aコマンドで変更した定義ファイルを指定してIJServerワークユニットを作成します。
この際、以下の注意事項がありますので、ご認識の上ご利用ください。

  • 定義の抽出元と、流用先のInterstage Application Serverのバージョンレベル、エディションは同じにしてください。

  • WinodwsとUNIX系OSの差異はお客様ご自身で吸収してください。

    • ファイルセパレータの差異(Windows: "¥"、Unix系: "/")

    • パスセパレータ(環境変数などの区切り文字)の差異(Windows: ";"、Unix系: ":")


  • OS間でIJServerの機能差があるため、特定のOSのみで有効なタグが存在します。
    たとえば、Solaris版でのみ有効となるタグは、Windows版では抽出されないため、必要に応じて記載し、定義設定をお願いします。
    記載しなかった場合、デフォルト値が採用されます。

    たとえば、V8 WindowsからSolarisへ流用する場合は、特に以下についてご注意ください。

    • IJServer>Common>ReactivationOfProcessAtOutOfMemory
      Javaヒープ、またはJava Permanent領域が不足した場合のIJServerの制御を指定します。
      デフォルト値はReStart(プロセスを再起動する)です。

      ※重要※
      Windowsの場合、本機能がないため、動作としてはError(アプリケーションにjava.lang.OutOfMemoryErrorを返却する)となります。
      よって、デフォルト値のままでは動作に差異があるため、注意願います。


    • IJServer>Web>HttpConnector配下
      Servletコンテナの制御情報を受け付けるポートを定義します。
      配下のUseタグのデフォルトがFALSE(使用しない)のため、デフォルトでは制御情報を受け付けるポートは無効です。


    • IJServer>SessionRecovery配下
      セションリカバリ機能の設定を行います。
      配下のUseタグのデフォルトがFALSE(使用しない)のため、デフォルトではセションリカバリ機能は無効です。


    OSごとの定義の違いについては、以下のマニュアルを参照してください。

     Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
      J2EE編
       J2EE運用コマンド
        isj2eeadmin
         IJServer定義ファイル

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9, V8
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 構築(導入/移行)
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