Javaの最大ヒープサイズ(-Xmx)を拡張してアプリケーションを実行しようとすると、エラーメッセージが出て起動できませんでした。考えられる原因を教えてください。

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Javaの最大ヒープサイズ(-Xmx)を拡張してアプリケーションを実行しようとすると、以下のメッセージが出力されて起動できませんでした。考えられる原因を教えてください。
Error occurred during initialization of VM
Could not reserve enough space for object heap
Heap too large for dynamic eden: using static eden
-Xmxで指定されたJavaヒープサイズ(メモリ割り当てプールの最大値)が連続した領域として確保できないために出力されたメッセージです。(FJVMのNew世代領域サイズ自動調整機能が有効な場合は、メモリ割り当てプールと自動調整機能用の作業域が連続域として確保できない場合に出力されます。)
Javaヒープのチューニングは急激にヒープサイズを拡張せず、少しずつ拡張するようにしてください。

また、最後の「Heap too large for dynamic eden: using static eden」、または「Heap too large for dynamic eden: using static split eden」は、指定された-Xmxの値がNew世代領域サイズ自動調整機能の有効となる範囲を越えたため、自動調整機能が停止する際に出力されるメッセージです。
なお、New世代領域サイズ自動調整機能が有効となる-Xmx値の最大値は、以下に示すとおり、OSにより異なります(実行モードが64ビットモードのFJVMでは、New世代領域サイズ自動調整機能を提供していません)。

  • V7以前、およびV8以降のWindows® 2000の場合
    ・JDK/JRE 1.3.1:950MB以下
    ・JDK/JRE 1.4.1:920MB以下
    ・JDK/JRE 1.4.2:920MB以下
    ・JDK/JRE 5.0 :900MB以下

  • V8以降のWindows Server® 2003、Windows Server® 2008、Windows® XP、またはWindows Vista®の場合
    ・JDK/JRE 1.3.1:800MB以下(ただし、Windows Server® 2008、およびWindows Vista®を除く。)
     ・JDK/JRE 1.4.2:700MB以下(ただし、Windows Server® 2008を除く。)
     ・JDK/JRE 5.0 :700MB以下

  • Solarisの場合
    ・JDK/JRE 1.3.1:2,448MB以下
    ・JDK/JRE 1.4.1:2,340MB以下
    ・JDK/JRE 1.4.2:2,340MB以下
    ・JDK/JRE 5.0 :2,250MB以下

  • Linux32の場合
    ・JDK/JRE 1.3.1:1,150MB以下
    ・JDK/JRE 1.4.1:1,100MB以下
    ・JDK/JRE 1.4.2:1,600MB以下
    ・JDK/JRE 5.0 :1,500MB以下
製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9, V8, V7, V6, V5
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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