jheapとjavaコマンドのオプション-verbose:gcの出力の違いは何ですか?

jheapとjavaコマンドのオプション-verbose:gcの出力の違いは何ですか?
jheapは、V6.0から正式サポートした富士通製JDK/JRE向けのJavaヒープ監視コマンドです(Linux版は、V7.0のJDK1.4.2以降でサポート)。-verbose:gcは、SunオリジナルのJDK/JREでサポートされているjavaコマンドオプションで、富士通製JDK/JREでも使用できます。
jheapは、計測対象のJavaプロセスとは独立したプロセスで、Javaヒープ(Old世代領域、New世代領域、Permanent世代領域)の使用量を指定時間刻みで表示します。動作中のJavaプロセスを停止する必要はなく、また、-verbose:gcでは得られないPermanent世代領域の使用量を知ることができます。
一方、-verbose:gcは、javaコマンド起動時にオプション指定する必要があります。-verbose:gcはjheapと異なり、Old世代領域とNew世代領域の使用量の合計値を、ガーベジコレクションのイベント発生契機で出力します。ガーベジコレクションを契機とした情報のため、その前後のJavaヒープの使用状況を正確に知ることができます。
jheapと-verbose:gcはいずれも、Javaヒープの使用状況をロギングする機能をもちますが、このような違いがありますので、注意してください。(特に、jheapの出力データがJavaヒープの最大/最小使用量を示す保証がないことを上記説明でお分かりいただけると思います)。
製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V9, V8, V7, V6
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 共通
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