WWWサーバにInfoProvider Proを使用しています。Servletサービスで、異常発生時にブラウザ表示するエラーメッセージのページをカストマイズしたいのですが、マニュアルには設定箇所が複数あるため、使い分けを教えてください。

WWWサーバにInfoProvider Proを使用しています。Servletサービスで、異常発生時にブラウザ表示するエラーメッセージのページをカストマイズしたいのですが、マニュアルには設定箇所が複数あるため、使い分けを教えてください。
WWWサーバにInfoProvider Proを使用している場合は、Serlvetサービスで任意のエラーページの設定ができるのは、以下の3つです。
  • InfoProvider Proの環境定義ファイル

  • サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイル

  • Webアプリケーション環境定義ファイル


ステータスコードに対応する現象の発生する箇所や内容により、有効となる定義が異なります。該当する環境定義ファイルにエラーページを定義してください。


■ InfoProvider Proの環境定義ファイルのステータスコードファイル名(statusfile)に定義した場合
InfoProvider Proの環境定義ファイルのステータスコードファイル名(statusfile)に定義したエラーページは、 Servletサービスへのリクエストに対して有効になりません。
ただし、以下の場合は、InfoProvider Proの環境定義ファイルに定義したページがクライアントに返却されます。

  • WWWサーバで、サーブレット・ゲートウェイに対してアクセス制限を設定している場合
    InfoProvider Proの環境定義ファイルに定義した401、または、403のページがクライアントに返却されます。

  • ServletサービスへのアクセスURLのWebアプリケーション識別子を誤った場合
    Servletサービスにリクエストが渡らないため、 WWWサーバにて、404となります。
    そのため、InfoProvider Proの環境定義ファイルに定義した404のページがクライアントに返却されます。


■ サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルの定義項目"ErrorPage"にエラーページを定義した場合
サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルの定義項目"ErrorPage"に定義したエラーページが使用されるケースは、以下のとおりです。

  • 404(Not Found)
    サーブレット・ゲートウェイ以外のフィルタアプリケーションによって、URIが書き換えられている場合

  • 500(Internal Server Error)
    メモリ不足、ネットワーク異常などのシステムのエラーが発生した場合
    サーブレット・コンテナとのデータ送受信でタイムアウトが発生した場合

  • 503(Service Unavailable)
    サーブレット・コンテナへのリクエストが最大接続数(MaxConnection)を超えた場合


(注)ただし、サーブレット・コンテナとのデータ送受信でタイムアウトが発生した場合であっても、既にクライアントにステータスコードおよびレスポンスのBodyを返却途中、または返却済の場合には、 500とはならず、サーブレット・コンテナから返却したステータスコードとなります。

■ Webアプリケーション環境定義ファイルのerror-pageタグにエラーページを定義した場合
指定したステータスに該当する現象がサーブレット・コンテナで発生した場合、定義したエラーページが使用されます。
この場合、クライアントに返却されるステータスコードは200(OK)となります。
ただし、401(Unauthorized)の場合には、以下の場合を除き、そのステータスの性質上、Webアプリケーション環境定義ファイルに定義したエラーページは有効とならず、クライアントに返却されるステータスコードも200とはなりません。

  • ステータスコード 401(Unauthorized)でもエラーページが有効になる場合
    Webアプリケーションのユーザ認証機能でフォームベース認証を使用している

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V5, V4
プラットフォーム Windows, Solaris
アンサー種別 設計/開発
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