Interstage HTTP Serverの出力するエラーログのローテーションについて教えてください。

Interstage HTTP Serverの出力するエラーログのローテーションについて教えてください。
Interstage HTTP Serverのエラーログは、Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)において、ErrorLogディレクティブでihsrlogコマンド実行文、または、ログファイル名を指定すると、出力されます。ログローテーションコマンド(ihsrlog)のオプション指定で、ログローテーションを以下の2とおりの単位で指定することができます。
  • ファイルサイズ単位(-sオプション)
  • 日数単位(-dオプション)

例1: ファイルサイズ単位で指定する場合

  • Windowsの場合
    エラーログ(1MB単位、ファイル数の上限値5)を、ファイル “C:¥Interstage¥F3FMihs¥logs¥errorlog.xxxxxxxxxxxx[.x]”に出力する場合
    (インストールパスはデフォルト、xxxxxxxxxxxxは作成日時)

    ○ エラーログファイルの作成
    ErrorLog "|ihsrlog -s logs/errorlog 1 5"


  • Solaris/Linuxの場合
    エラーログ(1MB単位、ファイル数の上限値5)を、ファイル “/var/opt/FJSVihs/logs/errorlog.xxxxxxxxxxxx[.x]”に出力する場合
    (インストールパスはデフォルト、xxxxxxxxxxxxは作成日時)

    ○ エラーログファイルの作成
    ErrorLog "|/opt/FJSVihs/bin/ihsrlog -s /var/opt/FJSVihs/logs/errorlog 1 5"


例2: 日数単位で指定する場合

  • Windowsの場合
    エラーログ(7日単位、ファイル数の上限値5)を、ファイル “C:¥Interstage¥F3FMihs¥logs¥errorlog.xxxxxxxxxxxx”に出力する場合
    (インストールパスはデフォルト、xxxxxxxxxxxxは作成日時)

    ○ エラーログファイルの作成
    ErrorLog "|ihsrlog -d logs/errorlog 7 5"


  • Solaris/Linuxの場合
    エラーログ(7日単位、ファイル数の上限値5)を、ファイル “/var/opt/FJSVihs/logs/errorlog.xxxxxxxxxxxx”に出力する場合
    (インストールパスはデフォルト、xxxxxxxxxxxxは作成日時)


    ○ エラーログファイルの作成
    ErrorLog "|/opt/FJSVihs/bin/ihsrlog -d /var/opt/FJSVihs/logs/errorlog 7 5"


なお、編集した内容を反映させるには、Interstage HTTP Serverの再起動が必要です。

(注)ログローテーションとは
ログ出力の管理を行っていない場合、時間が経つにつれてログファイルは肥大化し、ディスク資源を浪費していきます。
ログローテーションとは、一定の条件(サイズ、時間など)でログを別ファイルにバックアップし、errorlog.1、errorlog.2、errorlog.3・・・というようにログをローテーションしていくことを指します。
ローテーションするファイル数の上限を設定することにより、資源の浪費を防ぎ、また、1ファイルのサイズの上限を指定することにより、ログの分析時にも効果を発揮します。

参考: Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル(httpd.conf)の格納先
Interstage HTTP Server の環境定義ファイル(httpd.conf)は、以下のディレクトリに格納されています。

  • Windowsの場合
    C:¥Interstage¥F3FMihs¥conf¥httpd.conf
    (CドライブにInterstage Application Serverをインストールした場合)


  • Solaris/Linuxの場合
    /etc/opt/FJSVihs/conf/httpd.conf
    (本ファイルの格納先は、上記ディレクトリから変更することはできません。)


  • マニュアル
    Interstage オンラインマニュアル
       Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(Interstage HTTP Server編)
        第2章 環境設定
          2.2 環境定義ファイル
            2.2.6 エラーログの設定

製品・サービス区分 Interstage
製品・サービス情報
対象製品 Interstage Application Server
バージョン V6
プラットフォーム Windows, Solaris, Linux
アンサー種別 運用/保守
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